リバプールの株を保有する投資会社がミラン買収に動くと現地報道! 約1300億円を用意か

2022年05月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ニューヨークを拠点とする投資ファンドがミラン買収に名乗り

残り3節となったセリエAで首位に立つミラン。11シーズンぶりとなるスクデットを獲得できるか。(C)Getty Images

 リバプールの少数株主でもある民間投資会社の『RedBird Capital Partners』が、ミラン買収へ動き始めたようだ。

 現地時間5月5日、『RedBird Capital Partners』が、ミランのオーナーであるアメリカの投資グループ『Elliott』に対し、10億ユーロ(約1300億円)でクラブ株式の過半数の譲渡を申し出たと、英衛星放送『Sky News』など複数のメディアが報じた。

『RedBird Capital Partners』は、ゲリー・カルディナーレが設立したニューヨークを拠点とした投資会社だ。

 20年7月にフランス2部のトゥールーズの株式を85パーセント取得してクラブの新オーナーになると、21年3月にはリバプールやMLBのボストン・レッドソックスなどを保有する『Fenway Sports Group』に7億5000万ドル(約83億円)を投資。株式の約11パーセントを所有するなど、積極的な動きを見せている。
 

 バーレーンを拠点とする投資会社の『Investcorp』が、ミラン買収へ向けて『Elliott』との独占交渉権を得て話し合いを続けていたものの、交渉期限である4月末までに合意へ至らなかったため、『RedBird Capital Partners』が手を挙げた形だ。

『Sky News』によれば、独占交渉権を失った『Investcorp』もミラン買収を諦めていないとのことで、『Elliott』、『RedBird Capital Partners』、『Investcorp』の3社ともに公式コメントは出していないものの、数日以内に交渉が成立する可能性があるとも伝えている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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