名門ボカがKO前に審判団に贈り物→疑惑のPKで勝利→試合中に警察が“ブツ”を押収する異常事態! 相手は主審に激怒「クソみたいな判定だ」

2022年05月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ゲームを台無しにされた」

試合前に贈り物を受け取ったオルテガ主審(右端)の判定が物議を醸している。(C)Getty Images

 アルゼンチンの名門の行為が物議を醸している。

 現地5月2日に開催されたコパ・リベルタドーレスのグループステージ第4節で、アルゼンチンのボカ・ジュニオルスはボリビアのオールウェイズ・レディと敵地で対戦。37分にエドゥアルド・サルビオがPKで奪った1点を守りきり、高所での難しいゲームを1-0で制した。

 物議を醸しているのが、決勝点となったPKだ。サルビオが敵GKアルナルド・ヒメネスと接触して獲得したそれは、微妙なジャッジだった。そのうえ、オールウェイズ・レディは86分に退場者も出している。

 アルゼンチン・メディア『TyC Sports』によれば、ヒメネスは試合後、「今日はサッカーの話ができない。審判に言いたい。クソみたいなことはやめろ。理解できない判定のために、ゲームを台無しにされた」と怒りを爆発させた。

 笛を吹いたペルーのケビン・オルテガ主審の判定に"疑惑の目"が向けられているのは、ボカがキックオフ前に行なった行為のせいでもある。『TyC Sports』によれば、なんと試合前に審判団に"贈り物"をしていたという。

【動画】贈り物を渡した効果? 相手GKが激怒したPKシーン
 記事によれば、試合中にボリビア警察と南米サッカー連盟(CONMEBOL)の担当者が審判団のドレッシングルームに入り、ボカのFWダリオ・ベネデットらのユニホームが入った紙袋を押収。この様子を収めた動画が4日に拡散され、反響を呼んでいる。

 オールウェイズ・レディのアンドレス・コスタ会長は、次のようにコメントしている。

「ボカに対して苦情を申し立てたり、勝点を求めたりはしたくない。ただ、ルールは明確であり、レフェリーに贈り物をすることを禁じているため、審判団が調査され、制裁を受けることだけを望んでいる」

 さらに、コスタ会長は、マッチコミッショナーの責任も強調。「我々はまだ何も開始していないが、審判に対して訴訟するだろう。問題は、両クラブの主導なしに、誰が贈り物を受け取ったかということだ。誰が責任を負うのか、警察の報告を待っている」と続けている。

 果たして、審判団にどんな制裁が下るのか。今後の動きが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】試合中に審判団のドレッシングループで警察が"ブツ"を押収する衝撃映像

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