現地時間５月２日、プレミアリーグ第35節が行なわれ、マンチェスター・ユナイテッドは３-０でブレントフォードに快勝。今季のホーム最終戦を白星で終えた。

　だが、2013年を最後にリーグタイトルから遠ざかり、今シーズンも無冠に終わる状況に不満を覚えたサポーターが、試合前に暴動を起こしていたようだ。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　報道によれば、オールド・トラフォードに到着したユナイテッドのサポーター数人が、ブレントフォードサポーターの入場列に突進。あらかじめ警備スタッフによって通路が分かたれていたにもかかわらず、殴りかかったという。すぐにスタッフに抑え込まれたが、その後も通路で発煙筒を焚き、暴挙を止めなかったため、重装備の機動隊が介入することが余儀なくされた。
【動画】「グレイザー家への抗議を予定」現地放送局が伝えたサポーターたちの様子

　また、スタジアム内外ではクラブを所有するオーナー、グレイザー家に対する不満のバナーが掲げられた。試合前には発煙筒を焚き、一部のファンが「ユナイテッドは好きだけどグレイザー家は嫌い」、さらにジョエル・グレイザー氏に対して「死んでほしい」といった内容のチャントも歌っていたという。

　さらには、少数ではあるが、グレイザー家がクラブを所有する年数17年に対する抗議の意味を込め、試合が終了する17分前、73分の時点で退場するサポーターもいたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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