「とにかく疲れ切っている」不調で批判を浴びる旗手怜央、なぜポステコグルーは使い続けるのか?「レオは初の国外挑戦。だから…」

2022年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今の彼は十分な自信を感じることができていない」

宿敵とのダービーで精彩を欠いた旗手。(C)Getty Images

 5月1日のスコットランド・リーグ第35節で、セルティックは宿敵レンジャーズと1-1で引き分けた。先制しながら逃げ切ることができなかったものの、タイトルを争うライバルとの直接対決をドローで終え、1年での王座奪還に大きく近づいている。

 その大一番で先発出場したものの、61分に交代した旗手怜央は、パフォーマンスを厳しく評価されている。セルティック専門サイト『CELTS ARE HERE』は、「ハタテは今日休む必要があった。日曜の試合でそれは明白だった」と報じた。

「試合についていくのに苦戦し、とにかく疲れ切っているようだった。日本のスターはすでに自分がオリンピックや日本のフルシーズンを戦ってきた影響を感じていると認めている。心身ともに疲れていると言っているのだ。そのクオリティは目に見えて明白。長く休み、プレシーズンをチームと過ごすことが、彼にとって非常に役立つだろう」

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 確かに、長期にわたって休みがない旗手は疲労の影響を認めている。だが、『The Herald』によれば、アンジェ・ポステコグルー監督は試合後に「レオにとってこれは初めての国外での新しい挑戦だ」と述べた。

「ずっと言ってきたが、このクラブでは絶え間ないんだ。先週やったこと、最後のパスやアクションに甘んじて休むことはできない。コンスタントにいつもやらなければいけない。だが、そこから遠ざけていたら、選手たちをそういう風にできないんだ。今シーズンはとにかくできるだけ多くの選手を経験させる考えだった」

 それでも、セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は「間違いなく、彼はこの日最も生産性のない選手だった。またもあまりに簡単にポゼッションを失い、彼がボールを持つと攻撃の動きが中断することの多さに苛立っていただろう」と、旗手に苦言を呈している。

「今の彼は十分な自信を感じることができていない。ボールを持つたびに、まるでそれを捨てたがっているかのようだ。その理由は分からない。だが、自信喪失と疲労の両方が組み合わさっているようだ」

 同メディアは、ポステコグルーの考え方に理解を示しつつ、デイビッド・ターンブルやマット・オーライリーのような選手たちも出場機会にふさわしいとし、「現時点でハタテの復調を期待するのは不合理だ」と続けた。

「残り3試合の今シーズンは無理だろう。フレッシュな気持ちでプレシーズンに戻ってくるほうが重要かもしれない。優勝を決め次第、彼が休むことになっても驚かないだろう」

 ただ、特に加入当初の旗手のインパクトが薄れるわけではない。『67 HAIL HAIL』は「何が起きようと、最初の6か月を誇らしく振り返ることができる。タイトルのメダルを獲得して祝福できればなおさらだ」ともつけ加えた。

 なにはともあれ、まずはタイトルを決めることが最優先だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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