川崎は４月30日、アジア・チャンピオンズリーグ（ACL）のグループステージ最終節で広州FC（中国）と対戦し、１－０で勝利を収めた。

　川崎は前節、蔚山現代（韓国）に２－３で敗れ、３位に後退。グループステージ突破を果たすには、勝利が必須の試合となった。

　所々で芝がめくれ上がっている厳しいピッチコンディションのなか、川崎は立ち上がりからしっかりとパスを繋いで相手を圧倒。14分、小林悠のパスを受けた知念慶がうまく反転してペナルティエリア中央に持ち込み、右足のシュートで先制点を決める。

　ボールを失ってもすぐさま囲んで奪い返し、攻撃に転じる。カウンターを受けた場面でも、CBの山村和也と塚川孝輝が冷静に対応し、シュートまで持ち込ませない。
 

　１点をリードして迎えた後半、前線への浮き球のパスを攻撃陣がなかなか思うように収めらない。右サイドを突破した遠野大弥からの再三のクロスも味方に合わず。ことごとく相手にはね返される。

　何度も得たチャンスを最後まで決め切ることができず。追加点こそなかったが、前半の知念のゴールで川崎が勝利を飾った。

　この結果、川崎は勝点を11に積み上げ、２位に浮上。ノックアウトステージに進出するためには、東地区各グループ２位のうち、成績上位３チームに入る必要がある。グループステージ突破の可能性は、これから行なわれる他グループ最終節の結果次第となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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