開幕直前チェック ローマの強化動向「手薄なCBをどう埋める?」

2015年08月17日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ドイツ代表リュディガー獲得が大筋で合意へ。

移籍が大筋で合意に達したリュディガー。最終ラインは、左SBにもディーニュの獲得が内定している。 (C) Getty Images

 アレッシオ・ロマニョーリ(昨シーズンはサンプドリアにレンタル)をミラン、マブ・ヤンガ=エムビアをリヨンに売却して、開幕1週間前にもかかわらずCBがコンスタンティノス・マノラス、レアンドロ・カスタンというレギュラー2人だけになってしまったローマは、穴を埋めるべく21歳のドイツ代表CBアントニオ・リュディガー(シュツットガルト)に白羽の矢を立て、獲得に乗り出している。
 
 交渉は順調に進んでおり、移籍金900万ユーロ(約12億6000万円)を前提とする買い取りオプション付きレンタルという条件で合意に達する見通し。8月17日にもリュディガーがローマ入りし、メディカルチェックを受けることになりそうだ。
 
 ここまで前線にエディン・ゼコ、モハメド・サラー、イアゴ・ファルケ、GKにヴォイチェフ・シュチェスニーを獲得したローマが残す補強ポイントは、最終ライン(左SBともうひとりのCB)。
 
 左SBはすでにフランス代表リュカ・ディーニュ(パリSG)の獲得がほぼ内定している。パリSGが後釜となるSBを獲得次第、移籍が実現するという流れ。ちなみにパリSGはナポリのアルジェリア代表ファウジ・グランに関心を示している。
 
 もうひとりの控えCBとして候補に挙がっているのは、カターニャのハンガリー代表ノルベルト・ギュンバー(カターニャ)。昨シーズンのセリエBで頭角を現わした23歳の大型CBだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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