「お前だけの試合ではない!」来季ユナイテッド指揮官テン・ハーグの“叱咤”シーンが話題「彼のような監督が必要」

2022年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「タスクを果たさない者に対しては、それを自覚してもらう」

来シーズンからユナイテッドを指揮することが決定している現アヤックス監督のテン・ハーグ。(C)Getty Images

 来シーズンから、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドの監督就任が決まっている現アヤックス指揮官エリク・テン・ハーグは、新天地が名門だろうと自身の方針を曲げるつもりはないようだ。

 オランダ紙『Trouw』のインタビューに登場したテン・ハーグは「私自身のコーチングに対する考えを変えるつもりはない。選手にいかなる要求をするか、タスクを課すかは私が判断し、コントロールする。タスクを果たさない者に対してはいかなる者であろうとそれを指摘し、自覚してもらうことになる」と述べた。

 また、一部メディアで報じられた、マンUの夏の移籍をコントロールする権利を有しているという噂については、「独裁者のように振る舞うつもりはない。だが、発言する権利を有するというのは契約の条件だった」と一部認める発言をした。

 そんななか、テン・ハーグの過去のある場面が注目されている。当時アヤックスに所属していたノア・ランフを叱り飛ばすシーンだ。米スポーツチャンネル『ESPN FC』が公開した動画で、試合中にタッチライン際に立っているとみられる指揮官が、「ノア!もっと深く走れ」と激を飛ばしている。
【動画】「いい加減にしろ」テン・ハーグ監督が選手を叱り飛ばす! 緊迫したシーンをチェック
 ランフは何事か言い返すのだが、「黙れ!お前は言うことを聞くんだ」と一喝。さらに「お前はそれをやらなければならない。(私の)言うことを実行するんだ。いい加減にしろ!」と続け、「これは私たちの試合だ。お前だけのものではない!」と強い口調で叱っている。

 このテン・ハーグ監督の動画に、ユナイテッドサポーターからは様々な声が上がっている。「イエス、これぞコーチ!」「彼のような監督が今のマンUには必要だ」「今まで走っていなかった選手たちは、かなり大きな変化を迫られるな」「クラブや監督よりも大きな選手はいない」といった前向きなコメントのほか、「こんなの誰もいなくなるのでは」「マンUに来たら、たとえ彼だろうが声を失うことになるだろう」「彼のチーム作りにフロントが水を差さないといいんだが……」など、懸念の声もみられた。

 ほかにも、「ハリー・マグワイアはこれに何と返すだろう(笑)」「怒られたら、ブルーノ(・フェルナンデス)があたふた走るようになる気がする」「ランフがこの後にローンに出されたということは、(クリスチアーノ・)ロナウドが彼にも従わなければローンに…?」といった現所属選手への期待と不安が入り混じった声も多くみられた。

 若手育成とチーム作りの手腕が評価されているテン・ハーグ。果たして名門ユナイテッドでどのような化学反応を起こすことになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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