ウクライナの元DFがロシア軍との戦闘で死去。1部リーグでもプレー「英雄が悲劇的に人生を終えた」

2022年04月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

現在1部のFCリビウなどに在籍

ウクライナで、またサッカー関係者が犠牲となった。(C)Getty Images

 ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナでまた悲劇が起こった。

 4月26日、『sportarena』など複数のウクライナ・メディアが伝えたところによれば、現在1部のFCリビウなどでプレーした元DFのアルトゥル・フリツェンコ氏が22日、ハルキウ近郊のロシア軍との戦闘で命を落としたという。43歳だった。

 ウクライナ・オリンピック委員会のリビウ支部は、「フリツェンコ氏は、ピッチでもDFであり、戦争でも母国を防衛した。そして、22日のハルキウの戦いで悲劇的に人生を終えた。ウクライナの英雄を永遠に忘れない」との声明を発表している。
 
 現地報道によれば、フリツェンコ氏は1996~2010年にプロとしてプレーし、FCリビウ、カルパティ、スパルタク・ゴロビナ、ガゾビク・スカラなどに在籍。1試合ながら、トップリーグに出場した経験もある。

 母国を守るために防衛隊に加わっていたが、ロシア軍の攻撃により、帰らぬ人になった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】ロシア軍との戦闘で命を落としたフリツェンコ氏

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