「この地球で起こっているホラー映画だ」元アーセナルのウクライナ代表OBがロシアを非難「ヴィエラは動画にショックを受けていた」

2022年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「何が起こっているのか信じられない様子だった」

アーセナルで4シーズンに渡ってプレーしたルズニー。(C)Getty Ima

 元ウクライナ代表DFのオレグ・ルズニーが、ロシアによる母国への軍事侵攻についてコメントした。ウクライナのメディア『SPORT』が伝えている。

 ディナモ・キエフやアーセナルの右SBとして活躍したルズニーは、現役引退後に指導者の道に進んでいたが、ロシアへの攻撃を受け、ウクライナの領土防衛軍に加わっている。

 そのルズニーに対し、古巣のアーセナルは先月13日に開催されたレスター戦(プレミアリーグ第29節)で、マッチデープログラムのメンバー表の中に「22番/オレグ・ルズニー/ウラナイナ」と名前を入れるなど、共感の姿勢を見せている。

【画像】18番・冨安の3人後にルズニーの名前が刻まれたマッチデープログラム&ドレッシングルームに置かれた22番のユニホーム
 他にも様々な支援があったようだ。ルズニーは「とても嬉しかった。そのようなサポートを期待していなかった。すべてアーセナルの経営陣からのものだった。彼らに心から感謝している」と感謝を述べている。

「ミケル・アルテタ監督も経営陣の意向を支持してくれた。彼がいなければ、こうしたサポートはなかっただろう。アーセナルが私たちの国について心配してくれるのはとても有り難かった。気に掛けてくれるアーセナルのサポートに、改めて感謝したい」

 ウクライナが誇る53歳のレジェンドは、アーセナル時代の同僚からも連絡があったことを明かしている。

「ウクライナの都市への爆撃が始まると、トニー・アダムス、パトリック・ヴィエラ、リー・ディクソン、ジル・グリマンディなど、ロンドンのクラブの元チームメイトから電話があった。彼らはショックを受け、ウクライナで何が起こっているのか信じられない様子だった」

 ルズニーは「私がヴィエラに戦争の動画をいくつか送ると、彼はそれが映画のようだとショックを受けていた。だから、『これはすべて私たちの地球で起こっているホラー映画のようなものだ』と言ったんだ」と話した。

 そうロシアの侵攻を非難したルズニーは、指導キャリアを中断してウクライナの防衛に当たっている

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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