４月18日に行われたセリエA第33節、ナポリ対ローマの一戦で、現地スタジアムを訪れていた日本人YouTuberが、ビデオカメラを盗まれる被害に遭った。だが、その後無事に手元へ戻っている。通信社『ANSA』や『fanpage.it』など、複数のイタリア・メディアが報じた。

 　被害に遭ったのは、YouTubeで「ナポスタ NAPOLI STYLE」というチャンネルを開設しているDi Coprio（ディコプリオ）さん。2020年８月にチャンネルを開設し、ナポリ・サポーターとして情報を発信している。

　ディコプリオさんによると、ナポリの本拠地サン・パオロへの入場時、スタジアムスタッフにカメラは持ち込めず、試合後に返すと取り上げられたという。不審に思いながらも、キックオフ時間が迫る中、スタジアムのスタッフということもあり、ディコプリオさんは信用してカメラを預けた。
 

　だが試合後、カメラは見つからず。ディコプリオさんは警察に被害届を出し、YouTube動画で被害を報告し、事態を嘆きつつ、スタッフが着ていたビブスの色と数字を明かした。これを受け、イタリア・メディアが一連の出来事を報道。そして翌日、カメラが見つかった。

　クラブは公式リリースで地元警察の協力により、カメラが見つかったと報告。Fanpageによれば、犯人は23歳の青年という。ディコプリオさんによると、カメラを取った若者にも対面して謝罪されたとのこと。ディコプリオさんは、若者が過ちを犯したことは確かとしつつ、ナポリという街やナポリの人たちの問題ではないと強調している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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