「なぜ沈黙する? 戦争支持と同じだ」エバートンのウクライナ代表DFがロシアのエースを再び糾弾!「主将が黙っていては誰も何も言わない」

2022年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「数日が経過しても沈黙していた」

ロシアの主将ジューバ(右)を糾弾したのがミコレンコ(左)だ。(C)Getty Images

 エバートンのウクライナ代表DFヴィタリー・ミコレンコが、再び沈黙するロシア代表の選手たちを痛烈に批判した。4月20日にウクライナのメディア『CHAMPION』が伝えている。

 ミコレンコはロシア軍による母国への軍事侵攻が始まった直後にも、戦争に反対の声をあげようとしないロシア代表の選手たち、とりわけエースで主将のアルテム・ジューバ(ゼニト)を名指しで糾弾していた。

『CHAMPION』によれば、ミコレンコはYouTubeチャンネル『KraSava』に出演。改めて、ジューバについてこう語った。

「僕は何でも話すことができて幸せだ。ロシア代表のキャプテンであるため、ジューバに目を向けた。最初に彼にメッセージを送った。普通に話したいと思っていた。だが、数日が経過しても沈黙していた」
 
 22歳のSBは、「僕は彼への言葉をためらわない。チームのキャプテンが黙っていては、誰も何も言わないだろう」と非難している。

「なぜロシアの選手は沈黙しているのか? 彼らは自分たちの生活を恐れ、罰金を恐れ、今や法律が導入された。『戦争に反対』と言ったら、投獄されてしまう」

 ミコレンコは「本当に『反対』しているなら、チーム全体を集め、戦争を支持しないと言って、戦争反対の側に立つこともできる。沈黙しているというのは、戦争を支持しているということだ」とジューバ、ひいてロシアの選手たちに厳しい言葉を浴びせた。

 ジューバの元にこの声は届くだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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