ロティーナ神戸、“初勝利”の手応えは?「問題があぶり出され、それを解決していくことが向上につながる」

2022年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「試合の展開についてはポジティブ」

就任2戦目で初勝利を掴んだロティーナ監督。「改善すべき部分がたくさんある」と語る。(C) 2022 Asian Football Confederation (AFC)

 J1で"10戦未勝利"。小さくない不安を抱えたまま、ACLに参戦したヴィッセル神戸。しかも、チームの中心的存在であるアンドレス・イニエスタは不在。それでも、傑志(香港)との初戦は2-1の勝利を収めた。

 15分に郷家友太のゴールで先制し、85分に井上潮音が追加点。終了間際に失点も、リードを守り切って白星を掴んだ。

 今月8日に途中就任したミゲル・アンヘル・ロティーナ監督にとり、これが嬉しい初勝利。64歳の智将は次のように試合を振り返る。

「前半に関しては自分たちの戦いができて、ボールを持って支配できたと思います。後半は、実際に相手のほうが良いプレーをしていた」

 決して簡単なゲームではなかったが、「今までの悪い流れを断ち切って、勝つことが、心理的にもこれからの試合に向けて良いものになるので、試合の展開についてはポジティブに捉えています」という。「試合を通して、ある程度ボールをキープできていた」ことも好材料だ。
 
 課題や改善点については、「明らかに攻撃もディフェンスも、自分たちがもっと改善しなければいけない部分がたくさんあります」と指摘。もっとも、「この試合を通して、選手たちがいつ何をするかという問題があぶり出されて、それを解決していくことが自然とチーム力の向上につながると思う」と先を見据える。

 神戸は次節、チェンライ・ユナイテッド(タイ)と対戦。久々の勝利で勢いづくチームは連勝を飾れるか。試合は4月22日、日本時間で23時にキックオフの予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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