「アジアのベッカムと呼ばれたファンタジスタ」中田英寿を伊メディアが回想!「圧倒的に周囲を驚かせた」こととは?

2022年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ナカタはすぐに有名になった」

ローマなどで活躍した中田氏の現在と過去を伊メディアが伝えた。(C) Getty Images

 一部の例外を除き、プロサッカー選手のキャリアは決して長くない。そして引退後のほうが人生は長いことがほとんどだ。ユニホームを脱いでからもサッカー界で仕事する人もいれば、まったく異なる分野での活動を選ぶ人もいる。

 元日本代表の中田英寿氏は、後者のひとりだ。もちろん、サッカーの世界との関係がなくなったわけではないが、2006年のワールドカップでスパイクを脱いだ45歳が、別のキャリアを送っているのは周知のとおりだ。

 イタリア・メディア『CALCIOTODAY.it』は4月18日、ペルージャ、ローマ、パルマ、フィオレンティーナ、ボローニャでプレーし、ローマ時代にスクデットも獲得した中田氏の今を伝えている。

 同メディアは「ローマに来たとき、ヒデトシ・ナカタはすぐに有名になった。サッカーは仕事でしかないという生き方で、彼は圧倒的に周囲を驚かせたのだ。獲得後、『ファルカンの役割を務めるか?』と聞かれた彼は『申し訳ないけど、誰か分からない』と答えたのである」と報じた。

「だが、サポーターはまだ彼を、ナカタとは何者かを覚えている。ホームでのウディネーゼ戦と、ローマの終盤のスパートにつながった2-2の同点劇となったユベントス戦で2ゴール。彼が2001年の最後のスクデット獲得に貢献したことを覚えている」

【動画】スクデットを手繰り寄せる衝撃の一撃! 中田英寿がユベントス戦で決めたスーパーミドル弾
 さらに、CALCIOTODAYは、中田氏がアメリカの『CNN』に対し、海外で日本のことを聞かれても何も知らなかったと話したことを伝え、「全盛期にアジアのデイビッド・ベッカムとの愛称をつけられた元ローマのファンタジスタは、29歳でサッカーを引退した」と続けている。

「2006年ワールドカップで日本が敗退したときに、彼は人生のひとつのチャプターを終えたのだ。そして新しい旅を始めた。その旅は、彼を日本の文化の中心的要素のひとつの起源へと連れ戻した」

「ローマと世界を知ってから、ナカタは日本を再発見した。47都道府県すべてを旅し、日本酒の文化に情熱を感じた。その品質と歴史を理解するにとどまらず、彼はこの新しい情熱をビジネスに発展させることに決めた」

 現役時代にローマの伝説的優勝に貢献し、引退後は日本酒という文化を世界に発信している中田氏を、イタリアは忘れていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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