チェルシーOBのジョー・コール氏が、クラブ史上最高額の移籍金で華々しく復帰しながら、期待を裏切り続けているロメル・ルカクに警告した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　現地時間４月17日に開催されたFAカップの準決勝で、チェルシーはクリスタル・パレスとウェンブリーで対戦。65分にルベン・ロフタス＝チーク、76分にメイソン・マウントが挙げたゴールで、２―０と快勝を収め、リバプールとの決勝に駒を進めた。

　この一戦において、同大会準々決勝のミドルスブラ戦（〇２―０）以来、およそ１か月ゴールから遠ざかるルカクは、77分から途中出場。終了間際にはダメ押し点を奪う決定機を迎えたが、モノにはできなかった。

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　不振に喘ぐベルギー代表FWについて、コール氏は『ITV Sport』で言及。今シーズン終了までの残された期間で結果を残さなければ、ロンドンでの将来はないと厳しい言葉をかけている。
 

「ルカクはチェルシーでのキャリアを守るために、６週間を費やさなければならない。（ティモ）ヴェルナーを見れば分かるが、彼はあきらめない。ルカクはその中心的存在になりたいと思っているが、チャンスを逃してしまった。上手くいかないときは、上手くいかないものだ」

　ただ、40歳のレジェンドは、後輩へエールを送ることも忘れない。

「人々はルカクが（昨夏に復帰した際に）ジグソーパズルの欠けていたピースと見ていたが、そうはならなかった。だけど（その期待が）すぐに戻ってくることもある。サッカーは１試合で状況が変わることがあるんだ」

　FAカップ決勝を含め、残りは９試合。終わり良ければすべて良しではないが、土壇場で持ち前の得点力を見せつけ、何とか好印象で復帰１年目を締めくくりたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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