「6、7人はかつて私たちの選手だった」ラングニック、自らが“発掘した”リバプールの南野拓実らに言及「偶然ではない」

2022年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アプローチしたいスタイルは似ている」

ユナイテッドのラングニック暫定監督が、かつての自分が見出した選手たちと、それをまとめあげたクロップに賛辞を贈った。 (C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは、4月16日にプレミアリーグ第33節で最下位のノーリッジと対戦し、クリスチアーノ・ロナウドのハットトリックで3-2の勝利を収めた。19日には第30節の未消化分が予定されており、中2日でリバプールと対戦する。

 この試合を前に、ユナイテッドのラルフ・ラングニック暫定監督が17日に記者会見に登場。リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督の手腕と、その下で躍動する"縁のある"選手たちに賛辞を送っている。

 ラングニックは2012年から20年にかけ、RBライプツィヒ、レッドブル・ザルツブルクなどを擁するレッドブル・グループのスポーツディレクターを務めた。その際に全世界から優秀な選手たちをスカウトした手腕は高く評価されており、現リバプールのサディオ・マネ、ナビ・ケイタ、イブライマ・コナテ、そして南野拓実らは同グループのクラブでの活躍を経て、現在に至る。

 また、ロベルト・フィルミーノ、ジョエル・マティプはそれぞれ、ラングニックが監督を務めていた当時のホッフェンハイム、シャルケで直接指導した"教え子"にあたる。
 
 同じドイツ人監督同士、そして多くの関わりを持つ選手たちを擁するチームとの対戦を控え、ラングニックは何を思うのか。記者に「リバプールは今、プレミアリーグでかつてないほどに最高の状態にあると思う。あなたはどう感じているか?」と質問されると、指揮官は「間違いないね」と認めたようだ。現地紙『Manchester Evening News』が伝えている。

「彼らは良い。非常に良いチームだ。これほどまでに彼らが優秀なのは偶然ではない。ユルゲンはこの6年半であのチームを作り上げた。そのうちの6、7人は、まだ世界で誰も知らない存在だったときに、私や、私たち(レッドブル・グループ)が自分たちのクラブのために契約した選手たちだ。

 このチームに私の元クラブ出身の選手たちが多いことは偶然ではないだろう。彼らのアプローチ、サッカーのスタイル、プレーの仕方は我々が目指すものと、とてもよく似ているんだ」

 リバプールは勝点1差で首位のマンチェスター・シティを追い、一方のユナイテッドは来シーズンのチャンピオン・リーグ出場圏内の4位トッテナムに勝点3ポイント差の5位に食い込んでいる。両チームにとって重要な一戦なだけに、指揮官の采配にも注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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