「クラブのミスは明らか」シャビ、敗退したELでの敵サポーター大挙に怒り収まらず!「家を奪われた気分」

2022年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ホテルでバスに乗った最初から、自分たちのホームだと感じられず…」

フランクフルト戦の観客問題に改めて言及したシャビ監督。 (C)Getty Images

 カンプ・ノウの異様な光景に、バルセロナのシャビ監督は「家を奪われた」と怒りを表している。

 4月14日のヨーロッパリーグ準々決勝で、バルセロナはフランクフルトにホームで2-3と敗れた。敵地での初戦で1-1と引き分けていたバルサは、2試合合計3-4で敗退。グループステージ敗退に終わったチャンピオンズ・リーグに続き、欧州の舞台で悔しい敗退となった。

 この一戦で大きな話題となったのが、アウェーのフランクフルトのサポーターが大挙してバルセロナを訪れたことだ。約8万人弱の観客のうち、約3万人がフランクフルトのファンだったと言われる。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、18日のラ・リーガ第32節カディス戦を前に、シャビ監督は「選手たちはホームでプレーしていると感じられなかった」と、フランクフルト戦の不満を述べた。

「言い訳ではない。雰囲気が影響した。我々は快適でなかった。ホテルでバスに乗った最初から、自分たちのホームだと感じられず、悪い感覚だったよ。スポーツ的にも、組織的にも、あらゆる意味で運命的な夜だった。始まり方から終わり方まで悪かった。自分たちの家を奪われた気分だ」

【画像】まるでホーム? カンプ・ノウに大挙したフランクフルトのサポーター
 バルサのジョアン・ラポルタ会長は、事態を陳謝するとともに、国際試合に関しては転売不可能にした。シャビは「どこかでクラブが説明するだろう。あるいは少なくとも、二度とないように解決策を見つけるだろう」と話している。

「クラブのミスだったのは明らかだ。木曜のような事態に至ることになったミスが分かったら、クラブが我々に説明するだろう」

 いずれにしても、バルセロナはピッチで復調を続けていかなければいけない。指揮官は「自分たちがやっていることを信じ続けなければならない」と述べた。

「レベルは落ちた。それは明白だ。だが、プロセスなんだ。スタイルの変更は時間、忍耐、確信、ハードワークを必要とする。我々はレアル・マドリーやナポリを倒したときのように戻らなければいけない。そうすれば結果はついてくる。プロジェクトは始まったばかり。良い兆しはある。だが、向上が必要だ」

 まずは、フランクフルト戦を引きずらず、カディス戦で結果を残すことが求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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