ラフプレーでレッドカードの後、即解雇という厳しい処分が日本でも反響を呼んでいる。

　４月15日に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）のグループステージ第１節で、I組の広州FC（中国）はジョホール・ダルル・タクジム（マレーシア）と対戦。０-５の大敗を喫した。

　この試合で危険なプレーで退場となったのが、広州のDFグァン・ハオジンだった。70分に相手FWともつれて倒れ込んだ際、後ろから頭に蹴りを入れたのだ。意図的ではなかったと主張したようだが、主審の判断はレッドカードだった。

　すると試合の翌日、広州はコーチ陣の罰金処分とともに、グァン・ハオジンの解雇を発表。厳しい措置に、中国国内では波紋を広げている。

【動画＆画像】相手選手の頭に後ろからキック。即解雇となった中国人DFの衝撃ラフプレー

　そんななか、日本のファンの反応に注目したのが、中国のポータルサイト『捜狐』だ。「日本のファンもこの問題について議論しており、『これは本物のカンフーサッカーだ』『中国のクラブは完全にアマチュアだ、『中国のサッカーは本当に終わっており、希望は見えない』などとコメントしている」と伝え、当サイトが掲載した記事に対する声をいくつか紹介した。

「まだカンフーサッカーをやっているのか？ サッカーで中国が日本に追い付いてくることは暫く無さそうだな」
「アジアのサッカーのレベルは上がってきているかもしれないが、中国は例外のようだな」
「この処分に批判が出るようだから、中国サッカーはいつまでたっても強くならないんじゃない？ 眠れる獅子はいつなったら、目覚めるんですかね」
「正しい判決だと思います。相手の頭をわざと蹴ったら、もうサッカーできないぞと中国のサッカー選手全員にわからせる必要がある。実力があるかないかの前にまずモラルから学ぶべき」

　同メディアは「これはサッカー界のジョークになった」と嘆き、こう締めくくっている。

「インターネットでバズったものの、それはネガティブなニュースであり、我が国のサッカーにとって恥ずべきことだ。このような笑えることが起こるのは中国サッカーだけだ。広州のルールに従えば、（激しいプレーで退場になることがある）セルヒオ・ラモスとアトレティコ・マドリーの選手は追放されるだろう」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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