「450人に脅迫されたら簡単ではない」バイエルン指揮官、CL敗退後の殺害予告に怒り「母まで攻撃するなんて理解できない」

2022年04月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「4バックでプレーする時よりも、3バックの時の方が…」

CL敗退後に脅迫が殺到していることを明かしたナーゲルスマン監督。(C)Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)でまさかのベスト8敗退となったバイエルンのユリアン・ナーゲルスマン監督が脅迫の被害を受けているようだ。英公共放送『BBC』が4月15日に伝えている。

 ブンデスリーガでは前人未到の10連覇に向けて首位を快走するバイエルンだが、CLでは12日の準々決勝第2レグで、ビジャレアルに1-1のドロー。アグリゲートスコア1-2で、敗退が決まった。

 下馬評ではドイツの絶対王者が圧倒的有利とされていただけに、批判を浴びたナーゲルスマン監督は、「私は常にあらゆる側面から批判を受けることを知っている。それが普通であり、対処することはできる」と話しながらも、こう続けている。

「しかし、インスタグラムには450人から殺害の脅迫があるため、それほど簡単ではない」
 
 34歳の若き指揮官は、「人々が私を殺したいのなら、まだ一つの問題に過ぎないが、彼らはサッカーに関心がない私の母まで攻撃する」と怒りを露わにした。

「理解できない。テレビの電源を切るとすぐに、人々はすべての品位を忘れる。そして、彼らは自分たちが正しいと思っている。クレイジーだ」

 就任1年目のナーゲルスマン監督は「法的措置を取ることを検討したか?」と尋ねられると、「それだけでは終わらないだろう。勝敗に関係なく、すべての試合の後に脅迫が来る」と明かしている。

「4バックでプレーする時よりも、3バックの時の方が殺害の脅威が多く、負けるたびに明らかに数が増えている」

 ブンデスリーガは残り5試合で、バイエルンは2位にドルトムントの9ポイント差をつけている。 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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