「スペインとは全く違う」神戸のロティーナ監督が“日本で受けた衝撃”を母国メディアに明かす!「スタジアムに着くと…」

2022年04月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「社会や文化が全く違うので適応は難しい」

日本では神戸が4クラブ目の指揮となるロティーナ監督。(C)SOCCER DIGEST

 今月8日に、ヴィッセル神戸の新指揮官に就任したミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が、母国スペインのラジオ局『Cadena SER』のポッドキャストで、日本のサッカーについて語った。

 東京ヴェルディ、セレッソ大阪、清水エスパルスでも指揮を執ったロティーナ監督は、「日本は別世界か?」との質問に、「社会や文化が全く違うので、適応は難しい」と回答。「彼らがスペインに行くときも同じことが起こる。日本人はスペインを愛しているし、我々も日本がとても好きだ」と話している。

 そして、「このような別の国に来たときに重要なのは、彼らの哲学と文化に適応することだ。それが鍵となる」と前置きしたうえで、「衝撃を受けたこと」を明かしている。

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「最も衝撃的なのは、日本人がすべてをより冷静に受け止めていることだ。ここでは、ヨーロッパと同じ様に勝つことが重要で、負ければ解雇される。しかし、その仕事以上の価値がある。うまく仕事ができれば、とてつもないリスペクトを得られる」

 64歳の指揮官は、「いちばん衝撃的だったのは、スタジアムに着くとみんなが拍手をしてくれることだ。自分のチームだけでなく、アウェーのファンも称賛してくれる」と続けている。

「勝った場合、アウェーチームでも称賛を浴びるんだ。負けても、拍手をしてくれる。スペインとは全く違う」

 経験豊富な名伯楽も、敵味方関係なしに、リスペクトを示してくれる日本のサポーターの姿勢に、感銘を受けているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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