「悪夢だ」「二度と起こってはいけない」なぜカンプ・ノウは敵サポーターに“占拠”されたのか? シャビも嘆いたソシオの裏切りを地元紙が糾弾!

2022年04月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「絶対に受け入れられない」

大挙して詰めかけたサポーターと勝利を分かち合うフランクフルトの面々。(C)Getty Images

 現地時間4月14日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝の第2レグで、優勝候補の大本命だったバルセロナは、鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルトとホームで対戦。2-3で敗れ、アグリゲートスコア3-4で敗退が決定した。

 先に3点を奪われるというショッキングな内容で敗れたバルセロナサイドが問題しているのが、本拠地カンプ・ノウに訪れた観客だ。フランクフルトのファンが異常に多かったのである。

 スペイン紙『SPORT』によれば、ゴール裏のバルセロナファンはこれに抗議し、後半開始から10分間、席を空けるという行動に出た。この時点では、クラブがアウェーサポーターに多くのチケットを割り当てたという認識だったのだろう。

【画像】一部のバルサファンが"多過ぎる"敵サポーターに抗議!ゴール裏の観客が一斉にいなくなった異様な光景
 また試合後、敗軍の将となったシャビ監督は、「(スタジアムの)雰囲気が我々を助けなかったのは明らかだ。スタジアムが2分割された決勝戦のようだった。クラブはこの件を調査している。誤算だった」とコメント。ホームアドバンテージがなくなったことを嘆いた。

 バルサ贔屓で知られる『SPORT』紙は、「受け入れられない!」「白く染められたカンプ・ノウの悪夢」と見出しをつけて、この一件を繰り返し報道。「カンプ・ノウがライバルチームに有利になることは絶対に受け入れられない。昨夜スタジアムで起こったことは非常に深刻だ。これは二度と起こってはいけない」と厳しい論調を展開した。

 同紙によれば、フランクフルト側に割り当てられた正規のチケットは5000枚だったが、その5倍となる2万5000人以上のアウェーサポーターが入場し、「バルサのスタジアムをフランクフルトのホームに変えた」という。

「クラブの年間シートを持つソシオ(会員)が売りに出したり、チケットが再販売されたりした可能性ある」と、同メディアは伝えている。そのため、フランクフルトのファンがバルサファンの席に観戦するという現象が至る所で起きていたようだ。

『SPORT』紙は、勝敗を左右したソシオの"裏切り"を厳しく糾弾している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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