「日本ではひどい思い出ばかり。私はクソだった」元ジェフのセルティックOBモラフチクがJリーグ時代を回想!「旗手には嫉妬したよ」

2022年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「37歳にして日本でやるのはとても大変だった」

セルティックでプレーした後にジェフへ加入したモラフチク。(C)Getty Images

 セルティックOBのリュボミール・モラフチクは、2002年の退団後にジェフユナイテッド市原(当時)でプレーした。それから20年、逆に日本からスコットランドに渡った選手たちの活躍に、モラフチクが言及している。

『THE SCOTTISH Sun』によると、旗手怜央が2月のオールドファームでゴールを決めた際のセレブレーションについて、モラフチクはハタテがやったことを見て、嫉妬したよ。あれは私に似ていたからね! 同じセレブレーションだった。彼は私の映像を見たんじゃないかな!」と冗談を飛ばした。

「私が決めたのは20年前だが、またそれを見ることができたのはファンタスティックだ。フランスからスコットランドに渡ってやるのは簡単じゃなかったがが、そう遠くはない。日本からスコットランドは遠い。だから、彼のことはうれしいね」

 モラフチクは「小さいが、とてもシャープで、いつも良いポジションをとっている」と古橋亨梧を称賛。「日本人選手たちのことは本当に考えていなかった」と、元Jリーガーたちの躍進に驚きつつ、「セルティックにとってファンタスティックだ」と賛辞を寄せている。

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 一方、自身は日本で思うように活躍できなかった。「37歳にして日本でやるのはとても大変だった」と振り返っている。

「夏は暑くて湿度が高く、より年をとった選手には非常に大変だったんだ。周囲のもっと若い選手たちとやっていくのは簡単じゃなかった」

 モラフチクは「日本にはまだとても良い思い出がある。(ジョゼフ・)ベングロシュとブラジルとトルコのワールドカップ準決勝も見に行った。良い思い出だったが、それ以外はひどかったよ。ひどいケガをしてしまった。それでもカップ戦に出て、負けて、私はくそったれだった」と続けた。

「いつも足首が痛かった。ベングロシュにはもう1試合トライすると言ったが、また我々は負け、私はクソったれだった。あまりに失望してやめた。3か月の給料を残して去った。あれがあれば良い休暇を過ごせるだろうが、お金がすべてではない」

 元チェコスロバキア代表で、フランスやスコットランドで活躍したモラフチクでも、異なる文化への適応には苦しんだ。それだけに、セルティックで奮闘する日本人選手たちの活躍は見事と言えるだろう。今後もさらに飛躍することを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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