2戦合計5-4、ベンゼマ弾で120分間の激闘を制したマドリーが4強入り!一時逆転のチェルシーは連覇の夢潰える【CL準々決勝】

2022年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

15分のチェルシーの先制弾から撃ち合いに

延長戦で勝ち越し点を叩き出したベンゼマ。(C)Getty Images

 現地時間4月12日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝の第2レグで、最多13度の優勝を誇るレアル・マドリー(スペイン)と昨シーズン王者のチェルシー(イングランド)が前者のホームで激突した。

 序盤は一進一退のなか、最初の決定機で先制したのは、ホームでの第1レグを1-3で落としたチェルシーだ。15分、ヴェルナーのパスに反応したマウントがエリア内に進入し、右足の狙いすましたシュートでネットを揺らした。

 1点差に迫られたマドリーは24分、CL2試合連続ハットトリックのベンゼマが正面から左足で狙うのも、敵DFチアゴ・シウバにブロックされ、枠を外れる。

 その後はチェルシーがボールを支配するが、マドリーの守備をこじ開けられない。しかし、後半に入って51分、マウントのCKにDFリュディガーが打点の高いヘッドで合わせ、ついに2試合合計3―3の同点に追いつく。

 さらに62分、ショートカウンターからカンテが持ち込み、パスを受けたマルコス・アロンソが右足でネットを揺らすも、VAR判定の末にハンドがあったとして、逆転ゴールは取り消しとなる。
 
 命拾いをしたマドリーは66分、左SBメンディのクロスにベンゼマがヘッドで合わせたが、惜しくもバーに嫌われる。

 迎えた75分、チェルシーはコバチッチのパスにヴェルナーが抜け出し、カゼミーロのタックルをかわして冷静にシュート。GKクルトワに当たるも、ボールはゴールに吸い込まれ、ついにチェルシーが逆転に成功する。

 劣勢のマドリーは、78分にメンディとカゼミーロに代えて、マルセロとロドリゴを投入。すると、この策が見事に的中する。80分、マルセロのパスを受けたモドリッチが芸術的な浮き球のパス。これにロドリゴがダイレクトで合わせ、4-4の振り出しに戻す。
 
 試合はこのまま延長戦に突入。96分、勝ち越し点を奪ったのは、マドリーだった。カウンターからヴィニシウスが左サイドから持ち込んでクロス。これにエースのベンゼマがヘッドで合わせて、ゴールをこじ開けた。

 この一撃が決勝点となり、第2レグは2-3で敗れたものの、アグリゲートスコア5-4でマドリーが勝利。2年連続のベスト4進出を決めた。準決勝では、マンチェスター・シティ対アトレティコ・マドリーの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ベンゼマが圧巻のハットトリック!マドリー対チェルシーの第1レグハイライト

【PHOTO】ドリームチーム撃破、イスタンブールの奇跡、マドリーの3連覇etc...CL歴代王者の戴冠シーンを一挙公開!

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