「この男は引き分けに人生を懸けた」乱入コーチによる衝撃のインターセプトが反響!被害クラブは怒り「ぶち壊された」

2022年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「かつてのモウリーニョを思い出す」

スペインの地域リーグの試合で、前代未聞のトラブルが発生した。(C)Getty Images

 スペインの地域リーグの試合で、いるはずのない12人目の選手が現われた。英紙『Daily Mail』が4月12日付けで伝えている。

 問題が発生したのが、マドリードの1部リーグ、ビジャヌエバ・デル・パルディージョとコルメナル・ビエホの一戦だ。ホームの前者は先制点を奪われるも、83分に追いつき、一気呵成に勝ち越しを狙う。迎えた終了間際の90分だった。

 ビジャヌエバは素早くゴールキックをスタートさせ、自陣左サイドで受けた選手が、前線に縦パス。これに反応したアタッカーが一気にゴール前へ、と思われたが、ここでまさかの事態が起こる。

 なんと、目の前のベンチから相手のアシスタントコーチが飛び出し、インターセプト。唐突な守備参加を行なったのだ。場内は騒然となり、ちょっとした乱闘騒ぎとなった。なお、試合はこのまま1―1のドローに終わっている。
【動画】一体なぜそこに?乱入し、ピンチを未然に防ぐアシスタントコーチ
 
 前代未聞の愚行に、英衛星放送『Sky Sports』の公式ツイッターも反応。「こんなの見たことある?」と一部始終を公開すると、世界中のファンから驚きの声が上がった。

「信じられない」
「この男は引き分けに自分の人生を懸けた」
「私は5―4―2のこの新しいフォーメーションが好きだ」
「あまりに奇抜で、ワールドクラスの妨害行為」
「かつてのモウリーニョを思い出す」
「シメオネにこれを見せないでくれ」
「もしタイムマシンがあったら、2012年のシティ対QPRでこれを行なう」

 この行為に対して、ビジャヌエバはクラブ公式ツイッターで「素晴らしい試合が、フェアプレーとサッカーの価値に反するライバルクラブのコーチの行為によってぶち壊された」と糾弾。さらに同クラブの選手のひとりも「この男のクラブが良識を持っているのを示したいのなら、この人物を追放すべきだ」と、SNSに怒りのコメントを残している。

 一方、コルメナルは衝撃的な事件から24時間後に声明を発表。以下のように謝罪の意を示している。

「我々は起こったことを後悔している。たった一度の出来事で、このクラブが長年にわたってあらゆるカテゴリーで示してきたイメージや価値観が疑われるようなことがあってはならない。私たちのアシスタントはミスを犯し、起こしたことに対してすぐに完全な遺憾の意を表明した。

 試合後、グラウンドにいたクラブの代表者が、クラブの名で、懇意にしているビジャヌエバ・デル・パルディージョの代表者に直接お詫びの言葉を述べた。この謝罪は今、公にするものだ」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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