バルセロナのピエール＝エメリク・オーバメヤンが、ドルトムントでも共に戦った盟友、ウスマンヌ・デンベレに残留要請を行なった。英メディア『football.london』が伝えている。

　デンベレとバルセロナの契約は今夏までとなっているものの、契約延長交渉は難航。フリーでの移籍が既定路線となっており、チェルシーからの関心が報じられている。

　契約問題から、2022年ホーム初出場となった２月のナポリ戦（ヨーロッパリーグ）では当初、ボールを触るたびにブーイングが飛んだが、フランス代表FWは切れのあるプレーで雑音を一蹴。最後には拍手に変えて見せた。

　以降、ハイパフォーマンスを維持し、リーグ戦７試合で驚異の９アシストをマーク。今月10日のレバンテ戦でも正確なクロスで、オーバメヤンのゴールをお膳立てしている。

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　今や欠かせぬ戦力となっているチームメイトに対し、以前にも慰留したことを明かしていたオーバメヤンは、レバンテ戦後に改めてラブコール。「残るべきだ」と、端的で熱烈なメッセージを寄せた。
 

　最近のデンべレを称賛しているのは、ガボン代表FWだけではない。他ではないシャビ監督もそのひとりだ。契約延長の説得を試みようとしているとの噂も流れるなか、こちらはレバンテ戦の前に、その姿勢をこう褒め称えていた。

「11月から今まで、何度も言っているが、デンベレから見えるのはプロフェッショナリズムだ。彼は違いを生み、よく練習し、ルールを守り、チームメイトに愛されている。彼はポジティブで、何も文句を言うことはないし、多くを与えてくれるし、守備でも助けてくれる」

　問題児のレッテルを貼られ、退団は間違いなしと見られていた24歳だが、プロ意識も大幅に向上した今、逆転残留の道はあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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