「フェアじゃない」ヘンク指揮官、伊東純也の交代後の態度に苦言「イトウが先発したことで悔しい思いをした選手がいる」

2022年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

現地メディアは「マイナス面も目立っていた」と指摘

3戦連発弾でヘンクの8位フィニッシュに貢献した伊東だが…。(C)Getty Images

 ヘンクのベルント・シュトルク監督が、伊東純也が見せた不満気な態度に苦言を呈した。現地メディア『VOETBALKRANT』が報じている。

 現地時間4月10日に開催されたベルギー・リーグ最終節で、8位のヘンクは、17位に沈むスランと敵地で対戦。45分に伊東の3戦連発弾で均衡を破ると、55分にはクリスティアン・トルシュベットが追加点を挙げ、2―0で快勝。8位を死守し、5位から8位に与えられる、欧州カップ戦の切符を懸けたプレーオフ2への出場権を獲得した。

 裏抜けからのカットインで、リーグ戦8点目を奪い、プレーオフ出場に大きく貢献した日本代表FWだが、見受けられたのはポジティブな面だけではないようだ。

『VOETBALKRANT』は「ヘンクで常に、最も重要な選手のひとりだ。しかし、勤勉な日本人選手は、スランのピッチ上ではマイナス面も目立っていた」と指摘している。

「イトウは1―0とするオープニングゴールを決めたが、その1分前に今シーズン5枚目のイエローカードを受け、プレーオフの初戦を欠場することになった。そして残り20分、テオ・ボンゴンダに代わったが、これは日本人選手の不興を買った」
【動画】裏抜けからのカットイン!1人で完結させた伊東のリーグ戦8点目をチェック
 そのうえで同メディアは「シュトルク監督は、スター選手のひとりの交代時に憤りを感じていた」として、ドイツ人指揮官の以下のようなコメントを伝えている。
 
「個人としては非常に優秀な選手が多いが、もっとチームの中で考える必要がある。イトウは不機嫌で、あんな反応をするのは他の選手に対してフェアではないと思い、彼と話をしなければならなかった。
 
 イトウはすでにイエローカードをもらっていたし、テオは彼に匹敵する選手だ。イトウが今日プレーしたことで、先発で出られず悔しい思いをした選手がいたということだ。彼らはチャンスを得るべきだし、イトウにはそのことを説明したつもりだよ」
 
 伊東の8得点に対し、ボンゴンダも10得点をマークと、十分な結果を残している。チームの輪を乱す振る舞いはご法度だが、健全でハイレベルなレギュラー争いは、チームと選手個々人の成長に繋がることは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

【PHOTO】C・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ、イブラ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!

次ページ【動画】裏抜けからのカットイン!1人で完結させた伊東のリーグ戦8点目をチェック(1分53秒~)

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事