「彼らは見失っている」直近7試合でわずか1勝、来季CLがさらに困難になったユナイテッド。クラブOBが古巣の状況に悲嘆

2022年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

OBの失望も色濃いものに…

試合後に冴えない表情を浮かべるC・ロナウド(右)らユナイテッドの選手たち。(C)Getty Images

 現地時間4月9日に行なわれたプレミアリーグ第32節で、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でエバートンと対戦し、0-1で敗れた。

 この結果により、4位トッテナムとの勝点差は6ポイントに開き、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権が与えられるトップ4入りはさらに困難になった。加えて、ユナイテッドは直近の公式戦7戦で勝利したのは1試合のみと、苦しい状況が続いている。

 試合後、OBのガリー・ネビルは、自身のSNSに「ユナイテッドはジョークだ。エバートンはよくやった。フランク・ランパードはよくやったよ」と投稿。古巣に対して失望感を滲ませた。

 また、英紙『Daily Mail』によれば、中継を担当していた現地局『BT Sport』に解説者として出演していたOBリオ・ファーディナンドは「彼らは目的を見失っている」と批判し、選手たちに奮起を促したという。
【動画】エバートンが1点を守り切って勝利! ユナイテッドは痛恨の失点を取り返すことができず敗北
「ユナイテッドのような規模の大きいクラブは組織化され、そこにいるマネージャーにより多くが期待される。だが今は暫定監督で、後任が決まっていない状態だ。それでもユナイテッドは前進しなければならないし、結果を出さなければ。選手たちはピッチの外で起きていることは切り離して働かなければならない。

 例えば、私が在籍していたころはグレイジャー家の周辺が騒がしかった。でも、選手の意識がそこに巻き込まれることはない。マーカス(・ラッシュフォード)もいずれはそれを学び、できるようになるだろう。だが、今の状況では経験豊富な選手たちがチームを導かなければならない」

 また、同席していたエバートンOBのジョリオン・レスコットは、「ラングニック暫定監督の責任もある」と指揮官の手腕に言及した。

「彼らはどのように得点したいのか、どのようにプレーしようとしているのか分からない。DFも何か意図的なものがあるようには見えない。監督は、選手を出して、誰かが違いを見せてくれることを期待しているように見える。そんなことはありえないのに。きちんと監督の意志は選手に伝わっているのかも疑問だ」

 ユナイテッドの監督人事については、現アヤックス監督のエリク・テン・ハーグが最有力とされているが、正式には発表されていない。プレミアリーグでチームは残り7試合となったが、名門クラブにとっては試練の時が続きそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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