J１リーグは４月９日、等々力陸上競技場にて第８節の川崎フロンターレ対柏レイソルを開催。川崎が１－０で勝利を収めた。

　２試合勝利のない２位・川崎が、ホームに２連勝中の３位・柏を迎えた上位対決。最初に決定機を得たのは柏だった。

　９分、小屋松知哉が相手の最終ラインに激しくプレッシャーをかけてボールを奪い、そのまま独走。GKとの１対１を迎えるが、右足のシュートは枠の上に外れる。

　川崎は細かくボールを繋いで主導権を握ると26分、右CKのこぼれ球をマルシーニョが押し込んでネットを揺らす。しかしこれはVARの結果、その前のゴール前での競り合いで山村和也のハンドがあったと判定されノーゴールに。

　相手の守備に苦戦し、なかなか好機を得られないホームチームだったが、前半終了間際の45＋２分に先制。マルシーニョが左サイドを抜け出し、ペナルティエリア左からマイナスに折り返す。これをレアンドロ・ダミアンが、右足で冷静にゴール右へ流し込んだ。
 

　後半も川崎がセカンドボールをことごとく拾い、攻撃に繋げていく。64分、ジョアン・シミッチのクロスに谷口彰悟が合わせるもGKに阻まれる。このこぼれ球をL・ダミアンが押し込みネットを揺らすが、谷口のオフサイドを取られ追加点とはならず。

　その後も71分に速攻から遠野大弥が鋭いミドルを放つなど、何度もチャンスを得るが得点には至らず、このまま試合終了。川崎が上位対決を制し、３試合ぶりの勝利。柏は５試合ぶりの黒星を喫している。

　次節、川崎は５月７日にアウェーで清水エスパルスと、柏は４月17日にホームで京都サンガF.C.と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


【動画】川崎が前半終了間際に先制！マルシーニョからの折り返しをL・ダミアンが流し込む

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