「疑問を抱くこともあった」香川真司がマンU時代の“誤算”を明かす「あと1年はファーガソンとやれると思っていた。だけど…」

2022年04月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファーガソンは本当に自分を望んでくれた」

香川がユナイテッド時代を振り返った。(C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドでの日々は、香川真司にどのような思いを残したのだろうか。

 香川は2012年夏にドルトムントからユナイテッドに移籍。名将サー・アレックス・ファーガソンに望まれてイングランドの名門に加入し、1年目にプレミアリーグ優勝を経験した。

 だが、そのシーズンを最後にファーガソンは引退。デイビッド・モイーズ体制となり、ユナイテッドが低迷期に突入したのとともに、香川も輝きを失い、ルイス・ファン・ハールが指揮官となった2014年夏に古巣ドルトムントに復帰している。

 英紙『Manchester Evening News』によると、現在シント=トロイデンに在籍する香川は、ベルギーの『De Morgen』で「ファーガソンと1年仕事できたのは大変光栄だった」と振り返っている。

「もっと彼と仕事したかったが、運命がそうさせなかった。とても素晴らしい時期だった。ファーガソンは本当に自分を望んでくれた。決して忘れない。当時はそのことを、あれほどのレジェンドと仕事をしているとは考えなかった。今はもっと、本当に彼がどんな人だったのか分かっている。正直、ユナイテッドでの1年目はOKだった」
 
 しかし、前述のように、以降は苦しんだ。33歳になった名手は「ドルトムント時代のように自信はなかった。イングランドへの適応はずっと簡単じゃなかった。疑問を抱くこともあった」と続けている。

「新しい言葉にシステム、コーチ、環境。1年でファーガソンが去った。本当にそうなるとは思っていなかった。僕をマンチェスターに連れてきたのはファーガソンだったんだ。少なくともあと1年は、彼と一緒に仕事できると思っていた」

 プロの世界で「たられば」は禁物だ。それでも、ファーガソンがあのときに引退することを選んでいなければ、香川のその後のキャリアがどうなっていたかを考えてしまうファンは少なくないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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