チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、現地時間４月６日にホームで行なわれるレアル・マドリー戦（チャンピオンズ・リーグ準々決勝の第１レグ）を前に、意気込みを語った。スペイン紙『AS』が伝えている。

　両者は昨シーズンも準決勝で顔を合わせており、その際は２戦合計３―１でチェルシーが勝利。勢いそのままに決勝でもマンチェスター・シティを１―０で破り、９年ぶり２度目の欧州制覇を果たした。

　だが、言うまでもなく１年前の結果は一切関係ない。トゥヘル監督が見据える先はあくまで前だけだ。

「昨シーズンの試合は見ていない。関係ないからね。昨年はマドリーに勝ったが、それはこの試合の準備に何ら影響を及ぼさない」
 

　さらに会見では「マドリーから獲得したい選手は？」という質問も。一昨年の12月までパリ・サンジェルマンで指揮を執っていたドイツ人指揮官は、決勝トーナメント１回戦でそのパリSG相手にハットトリックを奪うなど、今シーズンもゴールを量産するカリム・ベンゼマの名を挙げた。

「ベンゼマと契約したいね。数年前までは最も過小評価されていた選手のひとりだったが、この舞台で彼がやってきたこと、その責任を果たしたことは印象的だ」

　目標は連覇に違いないが、「将来のことを話すつもりはない」と、一戦必勝の姿勢を崩さないトゥヘル監督。２日のブレントフォード戦（プレミアリーグ第31節）では、ホームで１―４とまさかの完敗も、「マドリードに備えるために必要なことだったのかもしれない。我々はまだとても自信を持っている」と力強く言ってのけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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