相手選手のために担架を持って猛ダッシュ!遠藤航同僚のフェアプレーに拍手喝采「ただただ素晴らしい行動」

2022年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

エースがエースを救う!

迅速な行動で称賛を集めたカライジッチ。(C)Getty Images

 現地時間4月2日に開催されたブンデスリーガ第28節で、ビーレフェルトとシュツットガルトが、前者のホームで対戦し、1―1のドローに終わった。シュツットガルトの遠藤航と伊藤洋輝は先発フル出場し、ビーレフェルトの奥川雅也は70分から途中出場と、日本人対決も実現したこの一戦で、問題が起こったのは終了間際の後半アディショナルタイムだった。

 ビーレフェルトのファビアン・クロスとアレッサンドロ・シェプフが、ヘディングを試みた際に、味方同士で激しく衝突。2人は頭を押さえ、そのまま倒れ込んでしまう。すぐさま主審は担架を要請するが、なかなか現れない。

 これに見かねて行動に移したのが、PKで先制点を奪っていたシュツットガルトのエース、サーシャ・カライジッチだ。ピッチ脇で担当スタッフから担架を受け取ると、一目散に倒れた相手選手の元へ。一刻を争うなかでの迅速な対応に、スタンド中から割れんばかりの拍手が起こった。

 その後、シェプフは立ち上がったものの、ビーレフェルトの歴代最多得点を更新し続けるクロスは、頭をアイシングした状態で担架の上に乗り、ピッチを後に。そのまま病院へ搬送された。
【動画】敵味方関係なし!担架片手に猛ダッシュのカライジッチに拍手喝采
 エースがエースを救ったこの行動はツイッター上でも反響。世界中のファンから称賛の声が集まっている。

「素晴らしい行動力」
「サーシャが誰よりも優れている理由がまたひとつ明らかになった」
「今すぐ彼のシャツが欲しい。信じられないようなレジェンドだ」
「市場価値が急上昇」
「ただただ素晴らしい行動」

 中には、担架を持って駆け付けるオーストリア代表FWをシルエット化し、「これをフェアプレーの新しいシンボルにしよう」という声も。語り継がれる"神対応"となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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