【J1展望】2ndステージ・6節|名古屋-横浜|第2ステージ未勝利の横浜を相手に、名古屋は永井、川又の不在をカバーして3連勝となるか?

2015年08月11日 サッカーダイジェスト編集部

名古屋――リーグ戦無得点の小屋松やFW以外の奮起はポイントに。 横浜――手堅い戦略で活路を見出す。

故障者/名古屋=田口、ダニルソン、野田、田鍋、青木、L・ドミンゲス、グスタボ 横浜=仲川、榎本、矢島、兵藤、栗原、熊谷
出場停止/名古屋=なし 横浜=なし

J1リーグ ndステージ・6節
名古屋グランパス  横浜F・マリノス
8月12日(水)/19:00/パロマ瑞穂スタジアム
 
名古屋グランパス
2ndステージ成績(5節終了時):2位 勝点10 3勝1分1敗 11得点・7失点
年間成績(22試合終了時):7位 勝点32 9勝5分8敗 29得点・25失点
 
【最新チーム事情】
●2年目・18歳の杉森が好調をアピール。リーグ戦初スタメンの可能性も。
●日本代表から帰還したばかりの永井、川又は先発回避か。
●ダニルソン、野田、L・ドミンゲスは全体練習に部分合流。
●横浜のセットプレーに警戒心を強める。
 
【担当記者の視点】
 今季初の3連勝に向け士気は高まるが、日本代表での戦いを終えたばかりの永井、川又はコンディションが十分ではない。「状態的には厳しそう」(西野監督)との判断もあり、先発を回避する可能性が高そうだ。
 
 前線のキーマンふたりを欠くとなれば、ここ5試合で11得点の得点力にも多少なりとも影響は出てくるだろう。その意味でも、チャンスメイクには絡んでいるものの、リーグ戦でのゴールがない小屋松らの奮起が求められる。
 
 また、前々節の浦和戦では右WBの矢野が1得点、前節の山形戦でボランチの磯村が2得点したように、FW以外の選手も積極的にゴールに絡んで勝利を引き寄せたい。
 
 
横浜F・マリノス
2ndステージ成績(5節終了時):17位タイ 勝点2 0勝2分3敗 4得点・8失点
年間成績(22試合終了時):9位 勝点28 7勝7分8敗 25得点・25失点
 
【最新チーム事情】
●コンディションが上向くラフィーニャの先発が濃厚に。
●アデミウソンが、川崎との練習試合で2ゴール。
●中村はボランチで練習。中町とのポジション争いは熾烈に。
●清水戦で胸部を痛めた兵藤、練習中に右足首を負傷した栗原は別メニュー調整。
 
【担当記者の視点】
 第2ステージに入り未勝利と、チーム状態が一向に上がってこないなかで、ここ4試合負けなしで2位に浮上した名古屋とのアウェーゲームは、厳しい戦いになりそうだ。
 
 ボランチには、怪我で戦列を離れていた喜田の復帰が濃厚で、三門はトップ下での先発が有力。この"汗かき役"ふたりを中盤の軸に据え、ハードワークをベースに勝点奪取を狙う。一方、中盤より前の編成は依然、手探り状態で、連係面には不安を残す。今節も齋藤やアデミウソンといった個の力に頼らざるを得ないだろう。
 
 ゲームプランとしては、無暗に前から奪いに行かず、引き気味に構えるのが得策か。ショートカウンターなどでワンチャンスを活かし、手堅い戦略で活路を見出したい。
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