元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』で、カタール・ワールドカップに臨む日本代表メンバー23人を予想した。

　動画の冒頭、闘莉王氏は「まず闘莉王ジャパンではないです。闘莉王の代表じゃない。日本代表は日本の代表、"最強ジャパン"です」と前置きしたうえで、現時点での理想の23人を発表。最終予選に何度も招集されている常連が多く名を連ねるなか、代表経験の少ない名古屋グランパスの稲垣祥をサプライズ選出し、「悪くない。アイツいいぞ！」と絶賛した。

「俺嫌いじゃないよ。ゴール取れるし、前に行ける。潰し役もできる。そんな上手ではないけど、前に行く姿勢、ファイティング的なところはすごく良いと思う」

　一方で、最終予選のラスト２試合に招集され、３月29日のベトナム戦では先発出場を果たした上田綺世は落選。その理由を「ベトナム戦のプレーを見てたら落選だと思う。まだ古橋（亨梧）と大迫（勇也）のほうが上」と述べている。
 

　また登録メンバーのほか、現時点で最強のスタメンも発表。これまで主に左ウイングを務めてきた南野拓実を１トップに配置し、「一番得点の臭いがする。南野はなんだかんだ良いところにいる。これは嗅覚的なもので、教えられない才能」と能力を評価。森保一監督に「試してもいいと思う」と最前線での起用を提案している。

　W杯の組み合わせ抽選会が現地時間４月１日、カタールのドーハで行なわれ、日本はグループEでスペイン、ドイツ、大陸間プレーオフ（コスタリカ対ニュージーランド）の勝者と同居することが決定した。

　抽選会前に公開されたこの動画で闘莉王氏は、「まず組み合わせも大事だけど、第１目標はグループを突破すること。初戦を勝つことによって、道がどんどん見えてくる」と初戦の重要性を口にしている。

　11月21日のW杯開幕まで残り約８か月。それまでに日本代表の序列にどんな変化があるだろうか。日本は23日、初戦でヨーロッパの強豪ドイツと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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