「すごいプレッシャーだった」本田圭佑がミラン時代を回想!元同僚の“悪童”については「いいヤツで素晴らしい才能。ただ問題は…」

2022年04月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「残念ながらスクデットを獲得できなかった」

ミランでは10番を背負ってプレーした本田。(C)Getty Images

 30節を消化したセリエAは、2位に3ポイント差をつけてミランが首位に立っている。2011年以来となる11年ぶりのスクデット(優勝)に向け、チームとサポーターの熱気は高まっているところだ。

 前回の優勝後、シルビオ・ベルルスコーニがクラブを売却し、中国資本を経て、アメリカの投資ファンド「エリオット」がオーナーとなったミランは、再建に苦しんできた。その過程でエースナンバーの背番号10を纏ったのが、元日本代表の本田圭佑だ。

 イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、スペイン紙『AS』のインタビューで、本田は「ミランでプレーすることは夢だった」と振り返っている。

「残念ながら、僕たちはスクデットを獲得できなかった。クラブにとって難しい時期だったからだ。財政問題があって、最強の選手たちを獲ることができなかった。だから自分があそこでプレーする機会を得たのかもしれない。クラブの歴史から、ミランのサポーターは僕らに多くを期待していた。いつもすごいプレッシャーだった。メディアからもね」

【動画】「狂気だ」世界が衝撃!途中交代に怒り狂い、ベンチで同僚を殴る暴挙に出たバロテッリ
 本田はミランでマリオ・バロテッリとプレーした。絶対的な才能を持ちながら、それを開花させることができなかったと言われるイタリアの"悪童"について、「マリオはいいヤツだ。外から見ているような人ではない。素晴らしい才能を持っていた」と評している。

「ただ問題は、彼がいつも、自分がやりたいことをやりたがったことだ。僕たち日本人はすごく我慢強い。僕は長いこと、成功するには技術的なクオリティだけでは足りないと彼に説明しようとした。彼は僕が言うことを聞いていたけど、高いレベルのキャリアを送ることはできなかった」

 当時、苦難の時期にある名門の復活を目指してプレーしていた本田やバロテッリは、現在のミランの復活をどのようにみているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ミラン時代の本田圭佑が伝統のミラノ・ダービーでマークした圧巻のアシスト

【PHOTO】バロテッリ、スアレス、バートン…ピッチ内外を騒がせるも憎めない悪童30選!

次ページ【動画】「狂気だ」世界が衝撃!途中交代に怒り狂い、ベンチで同僚を殴る暴挙に出たバロテッリ

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事