「人事差別を受けた吉田麻也を嘲笑するとは!」“サルの絵文字”を投稿したAFCを韓国メディアが糾弾!「猿はアジア人を卑下する表現。よりによって…」

2022年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「AFCは見解を出していない」

AFCが投稿した吉田の動画が物議を醸した。写真:田中研治(サッカーダイジェスト/JMPA代表撮影)

 物議を醸したアジア・サッカー連盟(AFC)の投稿を韓国メディアも糾弾している。

 問題となったのは、AFCの公式インスタグラムが3月30日に公開した動画だ。前日に埼玉スタジアム2002で行なわれたカタール・ワールドカップ・アジア最終予選のベトナム戦で、日本代表DFの吉田麻也が78分に決定機を外したシーンが収められている。

 動画自体には何の問題もないが、その投稿には「マヤ・ヨシダのファンは目を逸らして!」という一文に、サルが目を隠している"見ざる"の絵文字が使われていたのだ。

 これには一部のファンから、「猿の絵文字の意味を教えて。差別じゃないんですかね?」「なぜサルと一緒に投稿したのか?AFCは、サウジアラビア対日本でのマヤに対する人種差別的な行為を忘れているようだ」といった批判の声が寄せられた。

【動画】AFC公式の投稿が物議!サルの絵文字が削除された吉田麻也の決定機逸シーン

 森保ジャパンのキャプテンを務める吉田は、0-1で敗れた昨年10月のサウジアラビア戦の後、サウジのファンから人種差別的なジェスチャーされ、激怒するという一件があった。その点を踏まえても、不適切だったと言わざるを得ないだろう。

 AFCは当該の絵文字を削除。文面も「ゴールがすぐ近くだったが、マヤ・ヨシダにとっては遠かった」と微修正している。

 この投稿を批判したのが、韓国メディア『スポーツ傾向』だ。「サルはアジア人を卑下するときに使う代表的な動物である」として、AFCを糾弾している。

「よりによって、アジア・サッカーの責任者といえるAFCがサルの絵文字を付けて選手を嘲笑したのは、大きな波紋を引き起こした。特に吉田麻也は、今予選のサウジアラビア戦で人種差別を受けた。その選手をサッカー連盟が自ら嘲笑するという事態が発生したのだ」

 同メディアは、「事態が大きくなると、AFCは絵文字を削除し、コメントも修正した。だが、依然として説明を要求するコメントが寄せられているが、AFCは見解を出していない」と批判を続けている。

 修正しながら、釈明や謝罪のないAFCの姿勢を問題視しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】サウジファンの差別的ジェスチャーに激昂し、客席に詰め寄る吉田麻也

【画像】サウジ国民も怒り!「#サウジアラビアのファンは日本に謝罪します」のハッシュタグが付いた実際の投稿

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