カタール・ワールドカップの出場権をかけ、現地３月29日にポルトガル代表対北マケドニア代表のプレーオフ決勝が行なわれ、２－０でポルトガルが勝利した。

　立ち上がりは主導権を奪い合う展開のなか、14分、ポルトガルがビッグチャンスを得る。スルーパスに抜け出したクリスチアーノ・ロナウドが好位置から左足で狙いすましたシュートを放つ。しかし、これは惜しくも枠を捉えられず。

　24分にはCKからディオゴ・ジョタが惜しいヘディングシュート。時間の経過とともにポルトガルが攻勢を強めていく一方で、北マケドニアはチーム全体で堅実に守りながら、球際では個々が粘り強いディフェンスで対抗していく。

　スコアボードが動いたのは32分。ポルトガルがショートカウンターを発動し、C・ロナウドのお膳立てからブルーノ・フェルナンデスが正確に蹴りこみ、先制点を挙げる。
 

　ポルトガルの１点リードで迎えた後半、北マケドニアも懸命に反撃を試みるが、思うようにフィニッシュに持ち込めない。逆に65分、ポルトガルが追加点をゲット。左後方からのロングボールに、B・フェルナンデスがダイレクトで合わせるゴラッソで豪快にネットを揺らす。

　その後も盤石な戦いを見せたポルトガルが、危なげなく試合をクローズ。６大会連続８回目のW杯出場を決めた。プレーオフ準決勝ではEURO王者イタリアを下し、ファイナルに駒を進めてきた北マケドニアだったが、悲願のW杯初出場は叶わなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

FIFAワールドカップ・カタール2022 出場決定国一覧（※３月29日現在）

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