日本が放ったシュートは24本、ベトナムは1本
先発した久保(左)と途中出場の南野(右)。いずれもベトナムからゴールを奪うまでには至らなかった。 写真:田中研治(サッカーダイジェスト/JMPA代表撮影)
3月29日、カタール・ワールドカップのアジア最終予選、日本対ベトナムの一戦が埼玉スタジアム2002で行なわれ、結果は1-1となった。
ただ、ドローとはいえど、格上との一戦でもぎ取った勝点1に、ベトナム現地では大変な盛り上がりのようだ。現地メディア『Zing News』は「歴史的な結果だ」と伝えている。
特に高く評価されているのが、スコアラーのグエン・タイン・ビンのほか、日本の猛攻撃に耐え切った守備陣だ。守護神チャン・グエン・マインを中心とした身体を張った守備について「本当によくやった」と褒め称えている。
「ベトナムチームは、ヨーロッパで活躍するクボやミナミノといったプレーヤーすら無力化して、この歴史的なドローをもぎ取った。日本のボール支配率は73%にのぼり、優位性は明らかだった。彼らは24本のシュートを放ち、そのうち8本が枠内に迫ったが、得点に結びついたのは1本だけだった。しかも、スコアラーはアタッカーではなく、セリエAのサンプドリアでプレーするDFの吉田麻也だった」
ただ、ドローとはいえど、格上との一戦でもぎ取った勝点1に、ベトナム現地では大変な盛り上がりのようだ。現地メディア『Zing News』は「歴史的な結果だ」と伝えている。
特に高く評価されているのが、スコアラーのグエン・タイン・ビンのほか、日本の猛攻撃に耐え切った守備陣だ。守護神チャン・グエン・マインを中心とした身体を張った守備について「本当によくやった」と褒め称えている。
「ベトナムチームは、ヨーロッパで活躍するクボやミナミノといったプレーヤーすら無力化して、この歴史的なドローをもぎ取った。日本のボール支配率は73%にのぼり、優位性は明らかだった。彼らは24本のシュートを放ち、そのうち8本が枠内に迫ったが、得点に結びついたのは1本だけだった。しかも、スコアラーはアタッカーではなく、セリエAのサンプドリアでプレーするDFの吉田麻也だった」
さらに、久保については「普段はマジョルカのシャツを着たアタッカーの最も印象的だったプレーは、吉田の得点を生む環境を作り出したもの。しかし、それ以外に"日本のメッシ"が放った3本のシュートは、いずれも危険なものではなかった」と評し、南野については「彼は現在の日本代表で最も輝くスターである。だが、30分近く出場したなかで、10番のシュートは1本だけだった」としている。
「日本はすでにカタールW杯への切符を手にしているため、この勝敗はW杯出場には何の影響もない。だが、我々との90分を終えた後の引き分けは、彼らにとってはおそらく不本意なものであり、我々にとっては最高の結末のワンシーンとなった」
同メディアによれば、ベトナムが国際舞台で日本から得点を奪ったのは2007年の1-4で敗れた試合以来で、得点を奪ったことも「15年ぶりの快挙」であるという。主力の不在や防疫の関係でチーム状況は厳しいなかでの戦いだったが、代表チームにとっては忘れられない一戦となったことは間違いない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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同メディアによれば、ベトナムが国際舞台で日本から得点を奪ったのは2007年の1-4で敗れた試合以来で、得点を奪ったことも「15年ぶりの快挙」であるという。主力の不在や防疫の関係でチーム状況は厳しいなかでの戦いだったが、代表チームにとっては忘れられない一戦となったことは間違いない。
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