「あってはならない」ドイツ対イスラエルで、独サポーターの“禁止行為”が発覚。DFBが非難

2022年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

該当者は警察で取り調べ中

2-0でイスラエルに勝利したドイツ。だが、後味の悪いものとなってしまった。(C)Getty Images

 現地時間3月28日、ドイツ・サッカー連盟(DFB)は26日に行われたドイツ代表対イスラエル代表の親善マッチを観戦したあるサポーターの行為を激しく非難する声明を発表した。

 現地メディアによれば、28歳のその男は、観客席でドイツでは禁止されているナチス・ドイツ式の敬礼を繰り返したという。すでに警察に引き渡され、現在取り調べを受けているようだ。
 
 禁止されていた敬礼行為を繰り返したことについて、DFBは「右翼的な過激派の事件を我々は強く非難する」と糾弾。こうした事件をファンが報告できるホットライン番号とオンラインの内部告発システムが存在することを改めて周知することを求め、「侮蔑や差別はサッカー界には存在してはならない」と強調している。

 ドイツでは、今シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグで、ウニオン・ベルリンがイスラエル王者マッカビ・ハイファと対戦した際にも、ウニオンのサポーターが反ユダヤ的な侮蔑を浴びせ、クラブが謝罪する事態に発展した。該当のサポーターは罰金および出入り禁止処分が下されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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