「いい選手だが、腹立たしい」ルーニーが“因縁”のC・ロナウドとのやり取りを回想!テベスとの会話は「最大の失望」とも

2022年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クリスチアーノとは何の問題もなかった」

かつてマンUで共闘したC・ロナウド(左)とルーニー氏(右)。後者が年齢的には1つ下だ。(C)Getty Images

 イングランド代表(53得点)とマンチェスター・ユナイテッド(253得点)で、歴代最多ゴール数を誇るウェイン・ルーニー氏が、英紙『The Sun』のインタビューに対応。ユナイテッド時代のチームメイトについて語った。

 名将アレックス・ファーガソンのもと、長年に渡り活躍し、数々のタイトルをもたらしたルーニー氏。その間には、曲者揃いの名手たちとロッカールームを共にしてきた。

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 そんななかで「とてもいい選手だが、同時にとても腹立たしい奴だった」と明かしたのが、昨夏に電撃復帰し、現在は再びユナイテッドでプレーしているポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドだ。

 この2人といえば、ドイツ・ワールドカップ準々決勝でのエピソードが有名だ。ルーニーが相手DFリカルド・カルバリョの股間付近を踏みつけた際に、C・ロナウドは主審に詰め寄り、カルバリョが蹴られたことを猛アピール。ルーニーが一発退場となると、C・ロナウドは「してやったり」と言わんばかりのウインクをする姿も話題となった。

 36歳となったイングランド代表の元エースは、このことを踏まえ、冗談交じりに「彼はダイビングが好きなんだ」と振り返っている。
 
「クリスチアーノとは何の問題もなかったよ。トンネルで彼に話しかけたんだ。『君が僕を退場させても問題ない』ってね。というのも私は前半、彼がダイビングをして、イエローカードが出るように挑発したからね。

 私はイングランド代表、彼はポルトガル代表。プレーしているときは、彼のことはどうでもいいんだ。友人ではない。でも試合が終われば、また仲間に戻るんだ」

 さらには2007年から09年にかけて、自身とC・ロナウドと共に攻撃陣の一翼を担った元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスとのやり取りも回想。「2年間、僕は彼と一緒にプレーするのが大好きだった」と、濃密な日々を明かしている。

「チャンピオンズ・リーグの時には、よく彼の家に迎えに行き、空港まで一緒に行ったよ。そして試合をして帰ってくる。正直なところ(道中で)30分ほど彼と話したが、彼の言葉がさっぱり分からなかった。ただブツブツ言っているだけだ。私は話すのが得意ではないから『くそくらえ』と思っていたよ。打ちのめされたね。それは人生で最大の失望だ」

 現在はイングランド2部のダービーで監督を務めるルーニー氏。ピッチ内外で死線を潜り抜けてきた経験は、セカンドキャリアでもきっと生かされているはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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