ベトナム戦の推奨スタメンは?|“右”SBに長友はどうか。久保や柴崎の効果的なプレーに期待【記者の視点】

2022年03月28日 飯間 健

素早いトランジションとデュエルは必要不可欠

飯間記者が選定したベトナム戦の推奨スタメン。

 前節のオーストラリア戦で勝利し、7大会連続7回目のワールドカップ出場を決めた日本代表。予選ラストマッチはホームでのベトナム戦だ。首位通過のかかる一戦に、森保ジャパンはいかなるメンバーで挑むか。スポーツニッポン新聞社の飯間健記者に、推奨スタメンをセレクトしてもらった。

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 苦しかったアジア最終予選も、いよいよラストマッチ。消化試合の位置付けとなったベトナム戦は、カタール・ワールドカップ本大会へ向けたサバイバルの第一歩となる。

"個"のパフォーマンスにフォーカスが当たりがちな試合は得てして凡戦になる可能性が高いが、チームの規律や勝利を最優先にしたうえで個人のアピールをできるか。

 27日の公開練習で次戦のスタメンはほぼ見えてしまっている状況だが、「和を以て貴しと為す」森保ジャパンでは重要なポイントになるだけに、生き残りを賭けるベテランや若手の"メンタル"を見てみたい。

 まずGKは谷晃生。24日のオーストラリア戦ではベンチ外になったが、東京五輪でも最後の最後にレギュラーをつかみ取ったようにポテンシャルは高い。
 
 そして右サイドバックには長友佑都を試してみるのはどうだろうか。かつて左右両サイドバックができた酒井高徳が重宝されてきたように、両サイドができるサイドバックの存在は、限られた23人枠の中ではメリットが大きい。

 また、存在感が薄くなりつつある久保建英や柴崎岳が、どれだけ効果的なプレーでチームを活性化させられるか。追加招集の林大地が"ポスト大迫勇也"に名乗りを上げられるのかも注目したい。

 チームとして求めたいのは「攻撃→守備」に切り替わった時のネガティブトランジションと球際の激しさ。恐らくベトナム相手ならばボール保持率は高く、失点リスクも低くなるだろう。ただワールドカップでベスト8以上を目指すならば素早いトランジションとデュエルは必要不可欠。どんな状況でも、そうした地味な作業ができるというのを見せてアジア予選を締めくくってほしい。

取材・文●飯間健(スポーツニッポン新聞社)

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