ベトナム戦の推奨スタメンは?|様々な「実験」にトライ。不測の事態に備え、右ウイングに久保建英を推す【記者の視点】

2022年03月27日 唐沢裕亮

途中から三笘、原口を投入

唐沢記者が選定したベトナム戦の推奨スタメン。

 前節のオーストラリア戦で勝利し、7大会連続7回目のワールドカップ出場が決定。予選ラストマッチはホームでのベトナム戦。首位通過のかかる一戦に、森保ジャパンはいかなるメンバーで挑むか。東京新聞の唐沢裕亮記者に、推奨スタメンをセレクトしてもらった。

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 W杯出場を決めたことで、ベトナム戦は様々な「実験」ができる貴重な場となる。普段出ていないメンバーの見極めや、新たな選手の組み合わせも試したい。

 絶対的存在となっている右ウイングの伊東純也をアクシデントなどで欠く不測の事態に備えたい。代わりには久保建英を推す。突破力の伊東とはタイプは違うが、カットインからの左足シュートや中央に絞ってのスルーパスなど攻撃センスを生かせる。

 内に入る分、右SBの山根視来もサイドで高い位置を取りやすくなり、クロスや進入してのパス交換なども増えるはず。逆に左ウイングは縦で勝負する浅野拓磨を置き、後方から左SBの中山雄太が支えてバランスを取る。

 最前線は、アウェーのオーストラリア戦で短い出場時間ながら強烈な右足と相手DFに当たり前しない身体の強さで印象を残した上田綺世。中盤の左には旗手怜央を抜擢する。旗手はミドルシュートも武器とし、ベトナムが引いて構えるようならエリア外からも積極的に狙いたい。
 
 右の田中碧とアンカーの守田英正は、川崎でも中盤のトライアングルを組んでいた。W杯を決めたオーストラリア戦の三笘薫の先制点を踏まえても、瞬時に同じ絵を合わせられる感覚を持っているのは大きい。

 途中からは三笘を左ウイングに入れて、原口元気をインサイドハーフで投入。全体的により縦への推進力をアップさせる布陣でどれだけ押し込めるかも見てみたい。

 よりボール保持したい展開になれば、久保をトップ下に移すなどして使い慣れた4-2-3-1に布陣変更してバランスを取るのもありだ。

取材・文●唐沢裕亮(東京新聞)

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