３月24日のオーストラリア戦に２-０で勝利し、カタール・ワールドカップ出場を決めた日本代表は29日、埼玉スタジアムでベトナム代表とアジア最終予選の最終戦を戦う。

　この一戦を前に、日本サッカー協会は26日、同日に来日したベトナム代表のスタッフ１名から新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表した。

　ベトナムのメディア『Zing news』によれば、陽性反応が出たのは、韓国人のパク・ハンソ監督の通訳であるル・フイ・コア氏だという。

　すでに同通訳が隔離されていることを伝えた同メディアは、「パク・ハンソ監督は、試合の準備に通訳が同行できないため、選手やコーチングスタッフとのコミュニケーションで多くの困難に直面することになる」と伝えている。

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「現時点でベトナム代表に、韓国語とベトナム語の両方を理解できる人間は誰もいない。これはチームにとって大問題だ。ただ、ベトナム・サッカー連盟は是正措置を講じ、チームを支援する計画を提案する」

　具体的な計画は明らかになっていないが、おそらく代わりの通訳を準備することになるのだろう。

　とはいえ、記事が綴っているように、影響は少なくないだろう。昨年11月の日本戦の実況中継中に、ベトナムでプレー経験がある元日本代表MF松井大輔が「すごく嫌いなんでね、日本が。めちゃくちゃ言われたことありますから、日本の製品は使わないとか」と明かして話題を集めた64歳の指揮官が、窮地に立たされている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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