「本当の寄生虫が誰なのかみんな知ってる!」ウェールズの英雄ベイル、猛批判に不満爆発!「ファンの怒りと失望を助長する」

2022年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラシコ欠場から4日、プレーオフ準決勝で大仕事

ベイルがSNSで怒りの反撃に出た。(C)Getty Images

 ウェールズ代表FWガレス・ベイル(レアル・マドリー)が、度を越えたバッシングに不満を爆発させた。

 現地時間3月24日、カタール・ワールドカップ(W杯)の欧州予選プレーオフ準決勝が行なわれ、ウェールズはオーストリアと対戦。ベイルが2ゴールを奪う圧巻の活躍を見せ、2―1で決勝に駒を進めた。
【動画】クラシコ欠場から4日…ベイルの黄金の左足炸裂!ウェールズが64年ぶりW杯出場に王手

 代表戦では眩い活躍を見せるウェールズの英雄だが、マドリーでは度重なる怪我により、ここまでラ・リーガでの出場はわずか4試合。20日のバルセロナとの大一番(●0―4、ラ・リーガ第29節)でも背中に問題があったとして、ベンチ外となっていた。

 こうした状況に、スペイン紙『Marca』はクラブから多額の給料だけを吸い取るパラサイト(寄生虫)だと、猛批判。さらにその報を受け、英紙『Daily Mail』は「『MARCAが"パラサイト"ガレス・ベイルに驚くべき攻撃を仕掛け、『レアル・マドリーのユーロを吸っている』と非難した」と伝えていた。

 これらの報道に対し、ベイルは反撃に出る。25日にSNSで「Daily Mailは、Marcaによる中傷的、軽蔑的、推測的なジャーナリズムに光を当てている」と、苦言を呈した。
 
「メディアの冷淡さと容赦なさのために人々が自らの命を絶とうとしている今、私は知りたい。誰がこれらのジャーナリストと、このような記事を書かせる報道機関に責任を負わせるんだ?

 幸いなことに、僕は出版界でスポットライトを浴びている間に面の皮が厚くなったが、だからといってこのような悪意のある記事が、個人的にも仕事上でも損害や動揺を与えないとは限らない。僕はメディアが人々の精神的、肉体的な健康に与える影響を目の当たりにしてきた」

 そのうえで「メディアは超人的なパフォーマンスを期待し、選手が成功したときには真っ先に一緒に喜ぶが、ほんのわずかなヒューマンエラーを示したときには同情するどころか、ボロボロにして、ファンの怒りと失望を助長する」と続ける32歳は、将来に向けて変革の必要性を訴えている。

「アスリートにとって日々のプレッシャーは計り知れないものであり、ネガティブな報道が、すでにストレスを抱えているアスリートや、世間の注目を浴びている人たちを簡単に崖っぷちに追い込んでしまうことは明らかだ。僕らの子どもたちがニュースを取得できる年齢になる頃には、ジャーナリズムの倫理と基準がより厳しく施行されていることを望む」

 最後は「本当の寄生虫が誰なのか、みんな知ってる!」と長文投稿を締めたベイル。フラストレーションは相当溜まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

【PHOTO】C・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ、イブラ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!

次ページ【動画】クラシコ欠場から4日…ベイルの黄金の左足炸裂!ウェールズが64年ぶりW杯出場に王手

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事