【東アジアカップ】中国戦を終えて──武藤「ゴールシーンはいつもやっているプレーが出せた」

2015年08月10日 サッカーダイジェスト編集部

「得点王と言っても2点。もっと取りたかった」(武藤)

日本を敗戦から救う貴重な同点弾を決めた武藤。大会通算2ゴールで得点王に輝いたが、「チャンスは他にもあった」と満足はしていない。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 8月9日、武漢スポーツセンタースタジアムで行なわれた東アジアカップの中国戦は、日本が追いつく展開で1-1の引き分けに終わった。
 
 中国戦を終えた2選手のコメントをお届けする。

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武藤雄樹(浦和/FW)
 
――試合を振り返って、反省点や課題を挙げるとすれば?
 
「振り返れば色んなことが出てくるので。例えば、前半のチャンスでもっと早く打ち切れていたらというシーンがありましたし、後半もファーの空いているところを狙っていたら決められたはず。その時その時の冷静さだったり、シュートの精度を高めなければいけないので、またクラブに帰ってやっていきたい」
 
――改めて、ハリルホジッチ監督の印象は?
 
「監督はミーティングの時からずっと、『世界で戦うために』という話をしているので、もっとフィジカルを上げなきゃいけないと思うし、ロシアに向けて意識を高めていくというか、僕たちもそこを目指して戦っていかなければいけないという部分で、『特に国内組はもっともっとレベルを上げないとやっていけないぞ』という話はしてもらっています。それをしっかり心に刻みながら練習していくつもりです」
 
――大会得点王については?
 
「得点王と言っても2点しか取っていないですし、今日の試合でもゴールチャンスは他にもあったので、もっと取りたかったですね」
 
――90分間プレーできる自信はありましたか?
 
「そうですね。まだ走れるなと思っていましたし、まだチャンスはあると考えていました。まだピッチに立っていたかったですし、ゴールも狙っていましたけど、監督から見たら落ちて来たという判断だったと思うので、交代させられたのは仕方がない。もっともっと90分を通して、質の高いプレーを見せていきたいです」
 
――初戦の後に、周りからはゲームコントロールについていろいろと言われたと思いますが、今日の試合についてはどんな印象ですか?
 
「相手にもよるんですけど、中国もあまり前から来なかったですし、今日はチームとして内容が一番良かったと思います。みんなでダイレクトのパスをつなぐことだったり、後ろでつなぐことも、前に行くことも今日が一番できていた。それは監督も言っていましたし、こういうサッカーを目指していこうという話はしていたので、準備期間が短いなかで、すべての面で良くなっていったなという感覚はあります」
 

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