ウクライナ軍の兵士が“永久追放”の元代表主将のユニホームを“玄関マット”にする驚きの動画が反響「ティモシュクにはがっかりだ」

2022年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ティモシュクが我に返ることを最後まで望んでいた」

母国のサッカー協会から厳しい処分を受けた元ウクライナ代表のティモシュク。 (C)Getty Images

 元ウクライナ代表の主将で、同国の最多キャップ(144試合)を誇るアナトリー・ティモシュク氏が3月12日、ウクライナ・サッカー協会(UAF)から、事実上の"永久追放"となる厳しい処分を受けたのは既報の通りだ。

 理由は、現役時代にプレーしたロシアのゼニト・サンクトペテルブルクでアシスタントコーチを務めている彼が、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まった後も、沈黙を貫いていたためだ。

 UAFは、「沈黙を守り、侵略者のクラブのために働き続けている。この意識的な選択でウクライナのサッカーのイメージを傷つけた」とし、これが「倫理規定およびフェアプレーの違反に当たる」と説明している。

 そのティモシュク氏に対しては、代表の同僚や後輩、元妻、政治家らが怒りの声をあげている。

【画像】元夫のティモシュク氏を糾弾したナブロトスカさん
 そんななか、ウクライナ・メディア『CHAMPION』が3月24日、「ウクライナ軍はティモシュクのシャツで足を拭く」と題した記事を掲載した。

 同メディアは、ウクライナ軍の兵士が、玄関マット代わりに床に置かれたティモシュク氏のシャフタール時代のユニホームで、靴の汚れを落とす驚きの動画を紹介している。

 公式インスタグラムでこの動画を公開していた現地サイト『Otdushivdushu』は、次のようにティモシュクを糾弾している。

「正直なところ、ティモシュクが我に返ることを最後まで望んでいた。我々は彼がクラブで法律、家族、家庭の問題を解決し、声明を出して大衆に呼び掛けると確信していたが、どれほど間違っていたか…がっかりだ!」

 依然として沈黙を続けるティモシュク氏は、母国で四面楚歌の状態となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ウクライナ軍の兵士が元代表主将ティモシュクのユニホームを玄関マット代わりにする驚きの映像
 

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