「誰よりもハードワークをし…」井手口陽介の影響力にポステコグルー監督が感嘆!「重要な選手になるのは間違いない」

2022年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最初の6か月のために獲得したわけではない」

出場機会確保に苦しむ井手口。シーズン終盤で存在感を示せるか。(C)Getty Images

 セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、なかなか出番を与えていない井手口陽介について語った。英紙『The Sun』が伝えている。

 2021年はガンバ大阪でリーグ戦29試合に出場した井手口は今冬、古橋亨梧が所属しているセルティックに前田大然、旗手怜央と共に加入。全く出場機会を掴めずに終わったリーズ移籍からおよそ2年半、リベンジの海外挑戦に注目が集まった。

 しかし、デビュー2戦目で相手のタックルに遭い、戦線離脱を余儀なくされる不運もあり、ここまで公式戦の出場はわずか5試合。先発したのは負傷したその1試合のみで、残る4試合は終盤からの登場だった。

 それでもポステコグルー監督は、必死にトレーニングに励む井手口の姿勢には、非常に満足しているようだ。

「彼はチームワークを重視し、プレーしていないときでも、トレーニング中の彼を見ると、誰よりもハードワークをしている。それがみんなのレベルを上げているのだ」
【画像】足首が曲がるほど踏まれた井手口は転倒。デビュー2戦目で遭った危険なタックル
 さらに「自分がすべきことを理解しているので、本当に上手く適応している。また、家族としても自分たちの将来を考えての決断であり、そういったことは全て助けになると思う」と語るオーストラリア人指揮官は、即結果が出なくとも、信頼が揺らがないと断言している。

「おそらく最も不運だったのは、コンディションを取り戻した矢先に怪我をしてしまったことだ。そしてあまり試合に出られなかったことは、彼にとって少しフラストレーションだった。だが、どの選手も最初の6か月のために獲得したわけではない。彼らは今後3、4年ここにいるし、その間に彼が我々にとって重要な選手になることは間違いない」

 現在リーグ首位のセルティックは、代表ウィーク明け初戦の来月3日に、3ポイント差で2位の宿敵レンジャーズと相まみえる。ハードワークが信条の25歳は、大一番でチャンスを掴み、前回対戦時の旗手のように、その名を轟かせることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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