万全のコンディションではない中での強行出場ながら、２ゴールの大活躍でクラブにトロフィーをもたらした。リーグカップ決勝のハイバーニアン戦は、セルティックの古橋亨梧にとって忘れられない一戦となっている。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、古橋はクラブの公式マガジンで「ケガで100％ではなかったけど、出なければいけなかった。出なければいけなかったんだよ！逃すことはできなかった」と振り返った。

「僕らみんなにとって重要な試合だと分かっていたし、その一員としてできるだけのことをしたかった。雰囲気はとても良くて、ああいう満員の観客のビッグマッチに出ることができたのはうれしかった。本当に特別だったし、これまでのキャリアで最高の瞬間のひとつだった。でももちろん、そういう日がもっと訪れることを願っている」

　当時、古橋はケガで出場が危ぶまれていた。その中での強行出場と優勝への貢献は、サポーターやメディアの心を震わせたのだろう。

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『67 HAIL HAIL』は「昨シーズンは、クラブ史の重要な時期にセルティックが平凡になっていくのを止めようと十分なことをしていなかった。今、そのようなことが言えるだろうか？絶対に言えない」と報じた。

「そしてそれは、キョウゴのような選手を獲得したからだ。彼らはその姿勢でチームをリフレッシュさせた。今季がとても面白く、そして成功している理由のひとつだ」

　さらに、同メディアは「カップ戦決勝はファンタスティックだったが、キョウゴが言うように、アンジェ・ポステコグルーの下での数々の成功の始まりでしかないことを願う」と続けている。

「今シーズンのセルティックは現実的に３冠を狙える可能性がある。キョウゴを獲得したときには、まったく実現可能と思えなかったことだ。彼は近く（負傷から）戻ってくるだろう。そして我々はさらに栄光の瞬間を考えられるようになるはずだ。できれば、彼が『100％』と感じられていることを願う」

　１月に前田大然、旗手怜央、井手口陽介も加えたセルティックは、リーグ戦で宿敵レンジャーズに３ポイント差の首位に立ち、スコティッシュカップでも準決勝でレンジャーズと戦うことになっている。日本人選手たちがセルティックの国内３冠に貢献できるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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