注目の後任人事の最有力はオランダ人指揮官なのかもしれない。

　英紙『Daily Mail』は現地時間３月22日、マンチェスター・ユナイテッドがアヤックスのエリク・テン・ハーグ監督と接触したことを報じた。

　現在マンチェスター・Ｕでは、今シーズン終了まで暫定的にラルフ・ラングニックが指揮を執っており、来シーズンの新監督探しの真っ最中だと言われている。そんな中、３月21日に同クラブのテクニカルディレクター、ダレン・フレッチャー（元イングランド代表）らとテン・ハーグが会談を行なったというのだ。

　テン・ハーグは以前から今シーズン限りでの退任を示唆しており、アヤックス側もその意向を尊重することを公言。アヤックスのCEOを務めるエドウィン・ファン・デルサルはユナイテッドのOBであり、同クラブとは良好な関係を築いていることから、以前から次期監督の有力候補と見られていた。
 

　今回の報道によって、さらにその可能性は高まったというのが現地の見方だ。

　ただ、同紙によればユナイテッドの指揮官リストには、まだマウリシオ・ポチェッティーノ（現パリ・サンジェルマン監督）、ジュレン・ロペテギ（現セビージャ監督）、ルイス・エンリケ（現スペイン代表監督）らの名前が挙がっており、今後も面談などが行なわれる可能性もあるという。

　ユナイテッド側は４月末までに監督人事をまとめ、シーズン終了後のできるだけ早い時期から新体制をスタートさせたい意向だという。

　そのため、将来の見通しが立つのに時間がかかりそうな、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は選択肢から外れたとも報じられている。

　いずれにせよ、あと１か月程度でマンチェスター・Ｕの新監督が明らかになりそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部