【プレミアリーグ開幕】レスターがサンダーランドに快勝! 岡崎は先発フル出場でデビュー

2015年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡崎は献身的な守備から幾多のチャンスを創出する上々の出来。

ゴールこそなかったものの、前線からの守備でカウンターの起点となってチームに貢献した岡崎。 (C) Getty Images

 8月8日、プレミアリーグが開幕し、レスターはサンダーランドに4-2と快勝して白星スタート。岡崎は日本人として史上7人目となるプレミアリーグ・デビューを飾り、フル出場を果たした。
 
 レスターは4-4-2のシステムを採用。2トップの右に入った岡崎はイングランド代表のヴァーディーとコンビを組み、持ち味のハードワークを活かした積極的なプレスで、サンダーランドDF陣の混乱を誘う。これが、立ち上がりに幾度となくピンチを迎えたチームにギアを入れるキッカケとなった。
 
 岡崎のプレスに感化されるようにチーム全体が動き出したレスターは、11分にオルブライトンの左サイドからのFKをヴァーディーがニアで合わせて先制点を奪う。そしてその2分後には、岡崎がチャンスを迎えた。
 
 サイドに抜け出したヴァーディーのグラウンダーのクロスに合わせた岡崎。残念ながらこれはDFのブロックに阻まれて得点には至らなかったが、周囲との好連係を見せた。
 
 その後、レスターはマハレズが、18分にヘディングでのゴール、25分には自らが得たPKを決める活躍を見せ、3点リードという余裕の展開に持ち込んだ。
 
 岡崎も27分、センターサークル付近で相手CBのコアテスからボールを奪取して決定的なカウンターの起点(フィニッシュはヴァーディー)となり、前半ロスタイムにもヒールパスでドリンクウォーターのミドルシュートを演出した。
 
 これらはいずれも相手GKパンティリモンのファインセーブに阻止されたものの、岡崎は幾度なく攻撃に絡み、存在感を示した。
 
 後半に入ると、サンダーランドはデフォーとフレッチャーの得点で2点を返すが、レスターにもオルブライトンのゴールが生まれて4-2。試合は終始、レスターのペースで進行する。
 
 岡崎の運動量は後半も落ちることなく、前からの献身的な守備を続けた。そして終盤の86分には、自身に決定的な大チャンスが舞い込む。
 
 途中出場のカンテからのパスをペナルティーエリア内で受けた岡崎は、キックフェイントからシュート。しかし、マークに付いていたカブールの右足に当たって枠外に外れてしまった。
 
 そして試合終了。レスターは開幕戦で、勝点3奪取に成功した。
 
 岡崎は得点こそなかったが、90分間を通して豊富な運動量と献身的な守備からチャンスの起点となり、相手DFとの駆け引きでも巧みな動きを披露してシュートチャンスを得た。上々のデビュー戦だったと言っていいだろう。
 
 レスターは次節、アウェーでウェストハムと対戦する。岡崎が2試合連続でスタメン出場を果たし、プレミア初ゴールを挙げられるかに注目だ。
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