現地時間３月20日に開催されたラ・リーガ第29節で、３位のバルセロナは首位のレアル・マドリーと、敵地サンティアゴ・ベルナベウで対戦した。

　エル・クラシコでは５連敗中とあって、戦前には厳しい戦いが予想されたが、蓋を開けてみればピエール＝エメリク・オーバメヤンが２ゴールを奪うなど、圧巻のゴールラッシュ。宿敵に４―０で歴史的大勝を収めた。
【動画】バルサが怒涛の４ゴール！衝撃の結果に終わったエル・クラシコ

　ロナルド・クーマンの解任を受け、今シーズン途中に緊急登板したシャビ監督も、会心の勝利に手応え十分なようだ。スペイン紙『AS』によれば、試合後の会見で「満足している。現在と未来のダイナミズムを変えることができる」と、喜びを噛みしめている。

「プレッシャーをかけてくる相手に対して、どう攻めればいいのかは分かっていた。見応えのある試合ができたね。私はバルサの監督であり、クレ（バルサのファン）だ。こんな勝利を収めるのは簡単ではないので、クレたちは楽しまないとね」
 

　さらに「ベルナベウで４―０だ。私はルーキーなので、こうした勝利はとてもプラスになる」とも語った42歳の指揮官だが、気を引き締めることも忘れなかった。

「誇りをもって帰るが、前に進み続けなければならない。私たちはまだ何もしていない。クラシコで、プロジェクトが強化されるのは確かだけど、これからもそうしたことを重ねていかないと。誰と対戦するかではなく、自分たちがどうプレーしなければならないかを私たちは理解している」

　最後に改めて「やるべきことはある。これはタイトルではない。まだまだこれから」と口にしたシャビ監督。新生バルサの躍進に今後も大注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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