「トム・ブレイディを見ろ!」クロップ監督がカレンダー見直しへ魂の訴え!「コンタクトスポーツでサッカーは唯一…」

2022年03月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全盛期のメッシや、クリスチアーノが常にプレーしている姿を見たい」

クロップ監督(右)は、44歳にして第一線で活躍するブレイディ(左)を例に挙げ…。(C)Getty Images

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、NFLのスーパーレジェンドの例を持ち出し、仕事量軽減を呼びかけた。クラブ専門メディア『THIS IS ANFIELD』が伝えている。

 先月初め、伝説のクォーターバック、トム・ブレイディは44歳で引退を決意した。しかし、今月12日にオールド・トラフォードでトッテナム戦を観戦し、マンチェスター・ユナイテッドのクリスチアーノ・ロナウドが、目の前で圧巻のハットトリックを達成したのを見た後に、翻意。「やり残したことがある」と、キャリア23シーズン目を迎えることを明かしていた。

 言うまでもなく、アメリカン・フットボールとサッカーはまったく異なるスポーツである。ただ、ブレイディの長寿はクロップ監督にとって、極めて刺激的なようだ。

「我々は全盛期のメッシや、クリスチアーノが常にプレーしている姿を見たいんだ。自分のチームを含め、他の優秀な選手たちもそうだ。でも、それは怪我をしなかったり、幸運に恵まれないとできない。できる限りの準備はできるが、本当に難しいことだ。

 他のスポーツでも同じだ。だけど他のコンタクトスポーツでは、夏に長い休みがある。マンチェスターでトム・ブレイディがクリスチアーノと話をしているのを見たよ。彼は4か月の休みがあるからこそ、54歳までかそれ以上にプレーできるんだ。コンタクトスポーツの中でサッカーは唯一、選手にとって休みのないスポーツだ」
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 そのうえでドイツ人指揮官は「トップクラスの選手たちが15年、16年、17年とキャリアを積めるような、より良いチャンスを得られるようにしなければならない」と主張。一環として、プレミアリーグでの交代枠を5人に増やすことを要求している。

「3人のサブというような伝統があることは知っている。それは良いことだが、今日のゲームは極めて発展している。だからこそ、こうあるべきだと思う。すべての選手にとって助けになる」

 代表戦も戦う選手には、ほとんど1年中稼働を強いている現行のカレンダー。このままではサッカー界のブレイディを生み出すのは至難の業だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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